4行日記にふさわしいドラマを生きろ

INDECでは4行日記添削指導サービスを行っています。毎日E-mailで送られてくる会員諸君の4行日記を見て、添削・批評して返信するわけです。

そうした諸君の4行日記を毎日見ていると気づかされるのが、会員諸君の日常に「ドラマ」がないことです。ですから、読んでいて面白くありません。

その理由は３つあるのでしょう。

　　（1）ドラマチックな出来事がまったくない。
　　（2）ドラマチックなことがあったかもしれないが、覚えていない。
　　（3）ドラマチックに日記を書く能力がない。

（2）と（3）を改善していくことは、4行日記の本来の目的ですから、これから添削指導を続けていく中で、今日というかけがえのない日をきちんと振り返り、それを未来の自分に向けてドラマチックに書き残すことが出来るようになってくれるものだと期待しています。

しかし4行日記の本来の目的である「夢実現」という観点からすれば、（1）こそが最大の問題ではないのでしょうか。4行日記を書いても書いても夢実現に近づいている気がしないとするならば、4行日記の宣言の中で書いたカッコイイ内容が実践に結びついていないからなのですから。

ドラマチックな生き方をしたくて4行日記を書いているのに、いつまでもドラマが創れないというのでは悲しいですよね。

そこでINDECでは、「4行日記に書けるような内容がなかったと嘆くな。4行日記に書けるように1日を行動せよ」と檄を飛ばしています。

4行日記では通常「教訓」や「宣言」が脚光を浴びますが、INDECでは「事実」に書かれることを重視するわけです。「事実」にどれだけのドラマチックな生き方を今日してきたかを見せてくれというわけです。

そんなことを言っていたら、こんな日記が飛び込んできました。

　　事　実：　白髪の男性に電車席を譲った。
　　気づき：　感謝されて嬉しい。

教訓と宣言は、月並みなので割愛させてもらいますが、ゴウ先生はこれを読んで本当に嬉しかったです。

どんなにささやかなことであれ、周囲の人を喜ばすことに悪いことは一つもありません。同じ会員がこの間送ってきた日記は、母親とケンカしたことでしたから、すごい進歩ではありませんか。

とにかく4行日記をなさっている方、発想を変えましょう。

4行日記にふさわしい出来事を探すのではなく、4行日記に書くのにふさわしいドラマを創って生きることです。そうすれば、すでにあなたは夢実現に手を懸けているのですから。

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