昨年2004年の5月7日で中野武蔵野ホールという名画座が閉鎖になりました。
このホールは任侠映画中心のプログラムを作ってくれていて、趣味:高倉健のゴウ先生にはムチャクチャありがたかった小屋だったのです。
ただし、ゴウ先生、不覚にもこの映画館の存在を知らなくて、2003年の晩秋からのお付き合いでした。ですから、正味半年弱のお付き合いしかできませんでした。無念です。
そこに半年の間に15回以上赴き、20本以上の映画を楽しませてもらいました。ここで紹介する『緋牡丹博徒お命戴きます』(1971年)は、2004年4月9日(金)の最終回で見ました。
その時の感想を映画ノート2ページ分にびっしりと書き込んでいるので、相当感動したものと思います。
しかもゴウ先生ランキングでA/A-を与えてもいますから、任侠映画ではほとんど最高レベルの映画だったのでしょう。
この映画には健さんは出ていませんが、若き藤純子が颯爽とお竜さんを演じ、鶴田浩二がそれを支えています。(ゴウ先生のノートを全部写したいところですが、今日は武蔵野ホールの話なので、控えさせてもらいます。)
この映画館は座席数が90くらいでしたが、昔の任侠映画専門ですから横長のシネマスコープサイズのスクリーンが常に使われていて、小屋が狭い割りに大きく感じられる画面でした。
さらにスピーカーはJBLの2wayを左右センターと3本置いてましたから、しっかりとした映画の音が楽しめたものです。
ただし、使うフィルムが古かったので、しばしばフィルムが切れて映画が中断になって、ナンジャコリャと思ったことも再三でした。
それでもいまどきじっくりと任侠映画を2本楽しめて、たった1000円でしたから、高田馬場から東西線に乗って行っていたのでした。
その武蔵野ホールがつぶれて、どうなるのだろうと思っていました。
そして今日3ヶ月ぶりに中野を訪れてみると、もうすでに武蔵野ホールの建物が壊されていたのです。しばし呆然と立ち尽くしました。
文化を継承することもできず、利潤だけを求める国日本。同じ社会主義国のフランスではきちんと映画文化を人類の遺産として大切に扱っているのに・・・。
無念です。
Gump Theatreをなんとかこうした任侠映画を上映できる小屋に育てたいと願うゴウ先生でありました。
このホールは任侠映画中心のプログラムを作ってくれていて、趣味:高倉健のゴウ先生にはムチャクチャありがたかった小屋だったのです。
ただし、ゴウ先生、不覚にもこの映画館の存在を知らなくて、2003年の晩秋からのお付き合いでした。ですから、正味半年弱のお付き合いしかできませんでした。無念です。
そこに半年の間に15回以上赴き、20本以上の映画を楽しませてもらいました。ここで紹介する『緋牡丹博徒お命戴きます』(1971年)は、2004年4月9日(金)の最終回で見ました。
緋牡丹博徒 お命戴きます東映このアイテムの詳細を見る |
その時の感想を映画ノート2ページ分にびっしりと書き込んでいるので、相当感動したものと思います。
しかもゴウ先生ランキングでA/A-を与えてもいますから、任侠映画ではほとんど最高レベルの映画だったのでしょう。
この映画には健さんは出ていませんが、若き藤純子が颯爽とお竜さんを演じ、鶴田浩二がそれを支えています。(ゴウ先生のノートを全部写したいところですが、今日は武蔵野ホールの話なので、控えさせてもらいます。)
この映画館は座席数が90くらいでしたが、昔の任侠映画専門ですから横長のシネマスコープサイズのスクリーンが常に使われていて、小屋が狭い割りに大きく感じられる画面でした。
さらにスピーカーはJBLの2wayを左右センターと3本置いてましたから、しっかりとした映画の音が楽しめたものです。
ただし、使うフィルムが古かったので、しばしばフィルムが切れて映画が中断になって、ナンジャコリャと思ったことも再三でした。
それでもいまどきじっくりと任侠映画を2本楽しめて、たった1000円でしたから、高田馬場から東西線に乗って行っていたのでした。
その武蔵野ホールがつぶれて、どうなるのだろうと思っていました。
そして今日3ヶ月ぶりに中野を訪れてみると、もうすでに武蔵野ホールの建物が壊されていたのです。しばし呆然と立ち尽くしました。
文化を継承することもできず、利潤だけを求める国日本。同じ社会主義国のフランスではきちんと映画文化を人類の遺産として大切に扱っているのに・・・。
無念です。
Gump Theatreをなんとかこうした任侠映画を上映できる小屋に育てたいと願うゴウ先生でありました。
2、3年前東京に行く機会が多くて、フィルムセンターを中心に大好きな邦画をたくさん見ました。
中野武蔵野ホールは年齢的に不相応な感じはかなりしたんですが、とってもいい冒険ができました。
私はそこで初めて<任侠映画>に触れることができて大感激です。
テレビでもなかなか放映してくれなそうだし、閉館は残念です。
(TBさせていただいたつもりが反映しておりません、御免なさい)
緋牡丹お竜の藤純子さんは最高でした。でも健さんと共演なさったものでもっとすばらしいものもあるんですよ、『日本女侠伝 侠客芸者』とか。
ああ、中野武蔵野ホールが残っていたらなあと切なくなりますね。