陸上の世界選手権は28日、カタールのドーハで第2日があり、深夜からレースが行われた男子50キロ競歩で、20キロ競歩世界記録保持者の鈴木雄介(富士通)が、4時間4分20秒で優勝した。今大会の日本勢メダル第1号で、鈴木は東京五輪代表に内定。日本勢の世界選手権での金メダルは、2011年の世界選手権(大邱)で、男子ハンマー投げの室伏広治が獲得して以来、通算5個目。競歩では世界選手権、五輪を通じて初めての快挙となった。
鈴木はスタート直後に飛び出すと、徐々に後続を引き離し、そのまま最後まで歩ききった。高温多湿の過酷な条件だったが、首や手首に冷却タオルを巻くなどして対応した。(記録は速報値)
【AFP=時事】第17回世界陸上ドーハ大会は28日、男子50キロ競歩が行われ、鈴木雄介がこの種目では日本選手初となる世界陸上の金メダルを獲得した。
うだるような暑さと湿度との闘いにもなったレースで、鈴木は4時間4分20秒を記録して優勝を飾った。
2位に入ったジョアン・ビエイラ(ポルトガル)も、男子では大会史上最年長となる43歳でのメダル獲得という快挙を成し遂げた。ビエイラは「すごく良かったし、とてもうれしい」と話し、まだ引退するつもりはなく、2020年東京五輪にも出たいと続けた。
また、銅メダルのエバン・ダンフィー(カナダ)は28日が誕生日。レースは深夜11時半に始まったため、ダンフィーは28歳でスタートし、29歳でゴールしたことになった。
女子50キロ競歩では、4時間23分26秒で優勝した梁瑞と李毛措の中国勢がワンツーフィニッシュを果たした。エレオノーラ・アンナ・ジョルジ(イタリア)が銅メダルを獲得し、前回女王のイネス・エンリケス(ポルトガル)は途中棄権に終わった。 【翻訳編集】AFPBB News
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