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中国、『ブロークバック・マウンテン』を上映禁止

2006年03月09日 09時46分47秒 | 時事放談: 中国編
アカデミー作品賞からも嫌われたゲイ映画の『ブロークバック・マウンテン』。やっぱり、中華人民共和国からも嫌われました。

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中国各紙がアン・リー監督絶賛、一部は「ゲイ」の部分などカット (ロイター) - goo ニュース

2006年 3月 9日 (木) 07:28

 [北京 7日 ロイター] 第78回アカデミー賞で台湾出身のアン・リー監督が「ブロークバック・マウンテン」で監督賞の栄冠に輝いたニュースは、7日付の中国各紙でも大きく取り上げられ絶賛の嵐となった。ただ、国営メディアでは、中国政府の意向に沿わない部分などについては、スピーチの内容を一部削除する措置も見られた。

 北京青年報は「アン・リー監督は受賞スピーチの中で中国語で感謝の気持ちを表明」と大きく報道。チャイナデーリー(中国日報)も「アン・リー監督は世界中の中国人の誇り」と絶賛した。

 ただ、国営メディアでは、リー監督の受賞スピーチの中の「台湾、中国、香港のすべての人々に感謝する」が一部カットされている。また、国営テレビでは、映画の主人公であるゲイのカウボーイ2人に感謝したいと述べた部分も報道されなかった

 中国では2001年頃まで同性愛は精神障害と考えられており、現在でも非常にデリケートなテーマ。「ブロークバック・マウンテン」についても、中国政府は国内での公開を認めていない

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ゲイのカウボーイを描いた部分だけが誇張されて日本では伝えられています。しかし、それだけではこれほど高い評価を集められるはずがありません。他にも無視できない魅力があるのだと思っています。

だからこそ、いろいろな映画を作る権利を製作者から奪ってはならないのです。言論の自由を守らねばならないのです。

ところが、中華人民共和国には言論の自由がありません。体制に合わないものはすべて検閲によってはじいてしまうのです。

しかも、本作の監督アン・リーが台湾出身であるがゆえに、映画の内容ともども事情が複雑になっています。

言論の自由を保証する国に中国がなったとき、あの国とは本当に語り合えるようになるのでしょう。

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1 コメント

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なるほど (Moon)
2006-03-10 00:32:22
独裁国家で、都合の良い情報しかでてこないのが現在の中国であることがよくわかります。
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