欧米人は「罪」の文化に生きており、日本人は「恥」の文化に生きている。よく言われてきたことです。
それでは中国人はどんな文化に生きているのでしょう。呉儀る態度を見ると恥の文化はなさそうですし、罪の文化もきちんと発達しているとはいえません。
そんな中国人の本音が聞こえるような調査結果の紹介です。
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【中国】 《知財》6割が違法DVD容認?!中国人意識調査[社会] (NNA) - goo ニュース
2005年 6月15日 (水) 03:00
模倣品購入歴のある人83%、DVDソフトなら海賊版でも構わないと思う人58%――。インターネット調査会社、サイバーブレインズが先月、20代~50代の中国国内に住む男女3,282人を対象に行った偽ブランド商品(模倣品)に対する意識調査で、中国では地域や年齢を問わず幅広い層で違法商品に接していることが明らかになった。模倣品と知った上で購入すると回答した人は58%に上っており、DVDや音楽CDなど商品によっては消費者側も海賊版製造業者に“甘い”実態が浮き彫りになった形だ。
調査では◇模倣品の購入歴◇模倣品を見分ける基準◇模倣品を買う理由――などを重点に調べている。その結果、模倣品と知らずに購入したことのある人は全体の83%、海賊版と知った上で「購入する」「時々購入する」人も計58%に上っていることが分かった。
商品別の意識調査では、DVDで58%、CDでも56.6%の消費者が「模倣品でも構わない」と回答。書籍やネット上の音楽も40%を超えており創作価値の高いソフト類に対する“寛容”な姿勢が浮き彫りになった。
それに対し、家電や携帯電話など工業製品は軒並み10~20%台と低水準だったが、肌に付ける香水(15.5%)やスキンケア商品(14.1%)でも一定数が偽ブランド品を受け入れると答えており、日本や欧米に比べ全体に知的財産権保護への意識の低さが目立った。
また、96%の人が商品購入時に毎回または時々、模倣品かどうか確認しており、73.6%が3無(会社名、住所、商標が無い)であるかどうかを基準にするとしている。ただし偽ブランド品まん延の中国経済への影響については64.2%の人が「国際イメージが悪くなる」と回答。「外資の投資に影響が出る」と考える人も46%と、深刻に受け止める姿勢を見せており、実際には安い海賊版に手が出る「現実」への意識と、国として目指すべき「理想」への考え方の落差ものぞかせている。<全国>
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見事なまでに、本音と建前が並存しています。さすが、ダブル・スタンダードの国です。
確かに、かつての日本も、ホンモノを買えない貧しい庶民がニセモノを手に入れて欲求不満を解消していた時代がありました。その辺の女子高生までもがルイ・ヴィトンのバッグを持つ現代からは考えられないかもしれませんが、それが事実です。
しかし日本が豊かになるにつれ、ニセモノで満足する日本人はほとんどいなくなりました。
だとすれば、中国もこれからもっと豊かになっていけば、知的財産権に対する配慮も生まれてくるのでしょうか。
そう期待したいところではありますが、いまのダブル・スタンダード状態を続けている限り、それは訪れそうにない気がします。一部の金持ちと大多数の貧しい人民という構図は、本来共産主義が受け入れてはならない最たるもののはずではあるのですが。
それでは中国人はどんな文化に生きているのでしょう。呉儀る態度を見ると恥の文化はなさそうですし、罪の文化もきちんと発達しているとはいえません。
そんな中国人の本音が聞こえるような調査結果の紹介です。
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【中国】 《知財》6割が違法DVD容認?!中国人意識調査[社会] (NNA) - goo ニュース
2005年 6月15日 (水) 03:00
模倣品購入歴のある人83%、DVDソフトなら海賊版でも構わないと思う人58%――。インターネット調査会社、サイバーブレインズが先月、20代~50代の中国国内に住む男女3,282人を対象に行った偽ブランド商品(模倣品)に対する意識調査で、中国では地域や年齢を問わず幅広い層で違法商品に接していることが明らかになった。模倣品と知った上で購入すると回答した人は58%に上っており、DVDや音楽CDなど商品によっては消費者側も海賊版製造業者に“甘い”実態が浮き彫りになった形だ。
調査では◇模倣品の購入歴◇模倣品を見分ける基準◇模倣品を買う理由――などを重点に調べている。その結果、模倣品と知らずに購入したことのある人は全体の83%、海賊版と知った上で「購入する」「時々購入する」人も計58%に上っていることが分かった。
商品別の意識調査では、DVDで58%、CDでも56.6%の消費者が「模倣品でも構わない」と回答。書籍やネット上の音楽も40%を超えており創作価値の高いソフト類に対する“寛容”な姿勢が浮き彫りになった。
それに対し、家電や携帯電話など工業製品は軒並み10~20%台と低水準だったが、肌に付ける香水(15.5%)やスキンケア商品(14.1%)でも一定数が偽ブランド品を受け入れると答えており、日本や欧米に比べ全体に知的財産権保護への意識の低さが目立った。
また、96%の人が商品購入時に毎回または時々、模倣品かどうか確認しており、73.6%が3無(会社名、住所、商標が無い)であるかどうかを基準にするとしている。ただし偽ブランド品まん延の中国経済への影響については64.2%の人が「国際イメージが悪くなる」と回答。「外資の投資に影響が出る」と考える人も46%と、深刻に受け止める姿勢を見せており、実際には安い海賊版に手が出る「現実」への意識と、国として目指すべき「理想」への考え方の落差ものぞかせている。<全国>
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見事なまでに、本音と建前が並存しています。さすが、ダブル・スタンダードの国です。
確かに、かつての日本も、ホンモノを買えない貧しい庶民がニセモノを手に入れて欲求不満を解消していた時代がありました。その辺の女子高生までもがルイ・ヴィトンのバッグを持つ現代からは考えられないかもしれませんが、それが事実です。
しかし日本が豊かになるにつれ、ニセモノで満足する日本人はほとんどいなくなりました。
だとすれば、中国もこれからもっと豊かになっていけば、知的財産権に対する配慮も生まれてくるのでしょうか。
そう期待したいところではありますが、いまのダブル・スタンダード状態を続けている限り、それは訪れそうにない気がします。一部の金持ちと大多数の貧しい人民という構図は、本来共産主義が受け入れてはならない最たるもののはずではあるのですが。
いつかはねじれを解消しなければならない日がくるような気がします。