もっとサウナに入らないといけません。
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お父さんたちの疲労回復に、若い女性の美肌・痩身にと根強い人気がある「サウナ」。さらに昨年末、サウナの本場フィンランドから「認知症予防に良い」という報告があった。
研究者らは、フィンランド在住の中年男性(42〜60歳)2315人を対象に、サウナを利用する頻度とアルツハイマー型認知症(以下AD)および、その他の認知症リスクとの関係を検討。サウナの利用頻度は(1)週に1回、(2)週に2〜3回、(3)週に4〜7回の3群で比較している。参加者の登録時期は1984〜89年。平均20.7カ月間追跡が行われ、この間に327人が認知症を発症、このうち123人がADと診断された。
2型糖尿病の病歴や高血圧、飲酒・喫煙歴などの影響因子を排除して、認知症発症リスクとサウナ習慣との関係を調べた結果、(1)週に1回の群の認知症発症リスクと比べて、(3)週に4〜7回の群の発症リスクは66%低下、ADに限っても65%の低下率を示した。また、(2)週に2〜3回の群でも(1)と比較して、認知症発症リスクは22%、AD発症リスクは20%それぞれ低下している。
今回の研究は、フィンランドの「Kuopio(クオピオ)」地域に住む男性の生活習慣と虚血性心疾患──心筋梗塞や狭心症との関係を調べた研究のいわば「スピンオフ」調査。
本調査では、サウナの利用が増えるほど心疾患が原因の突然死が減り、心血管疾患の発症リスクが低下することが示されている。
研究者は「サウナの頻繁な利用は心臓と脳機能を保護する可能性があり、サウナに入っているときのリラックスした感じが良いのかも」としている。
ADの発症予防と治療法の開発は全世界の課題だが、ADの新薬が承認されたのは14年前の2003年が最後。それ以降の開発成功率は0.5%にも満たない。しかも現在、使えるAD治療薬はすべて「症状を抑える」のみ。日々の発症予防が何よりも重要なのだ。
普段の生活で実践できる予防法は禁煙と食生活の改善とウオーキングなどの運動。これにサウナの適度な活用を加えてもいい。
(取材・構成/医学ライター・井手ゆきえ)
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かつては、ジムに行ったら、運動後、サウナに入って、たっぷりと汗をかいていました。
しかし、貧乏英語塾長は高尿酸血症患者ですから、大量発汗は痛風発作を引き起こす可能性があります。さらに、最近は脱水症になって、かえって疲労がたまるようにもなりました。そのため、いまはサウナに入ったり入らなかったりです。そして、入っても6分程度で出るようにしています。
しかし、こういう研究結果を知ると、サウナをうまく利用せねばという気になります。今日からでもジムに行ったら、利用前に大量に水を飲むようにして、サウナに入ることにします。目標は、週4回です。
でも、1回あたり、どれくらい入れば、よいのでしょう?井手さん、そこまで書いておいてほしかったです。
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