いまどきたばこを吸う大学生を好んで採用する企業はないとは思いますが、かなり微妙な調査結果です。
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たばこは就活にマイナス?=「好感持てない」過半数―人事担当アンケート・厚労省(時事通信) - goo ニュース
2011年1月15日(土)06:03
新社会人の喫煙に好感を持てない企業の人事担当者は過半数、採用基準として考慮もあり得る―。たばこと就職に関する厚生労働省研究班の調査で、こんな結果が出た。研究班の溝田友里国立がん研究センター研究員は「採用基準になっていなくても、喫煙は就職に何らかのマイナスの影響を与えていると考えられる」と話す。
調査は昨年6月、企業の人事担当者2246人に依頼し、838人から回答を得た。回答者の4分の3が男性で、喫煙者が24%、過去喫煙していた人が35%、非喫煙者が41%だった。
新社会人の喫煙に関する印象は「好感が持てない」が25%で、「どちらかといえば」を含め56%。「どちらともいえない」が43%で、好感が持てるとしたのはごく少数だった。
新卒採用時に喫煙が影響する可能性は、「ある」と「少しはある」を合わせ49%、「ない」が51%で五分五分。
「非喫煙者」を採用基準の一つとすることをどう思うかでは、85%が「妥当」「業種によっては妥当」と回答。自らの会社については、「採用基準としてよい」「考慮してもよい」が53%で、「取り入れる必要はない」の44%を上回った。
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まずもって驚くのが、企業の協力の悪さ。3分の1強の人事担当者しか回答していません。もう少し積極的に、この手のアンケートに協力すべきでしょう、職場環境の実態を知るための調査なのですから。
さて、喫煙者が24%しかいない少なさなのに、意外と喫煙にはおおらか。たばこを吸っている学生にも優秀な学生がいる可能性があると考えているのでしょう。
はたしてそれが正しいかどうか。30年前ならいざ知らず、これだけ喫煙の害が分かっているのに、いまどきたばこを吸い始めた大学生が、企業の価値基準に合うとは思えないのですが。
実際、当英語塾INDECで見る限り、喫煙者よりも非喫煙者のほうがTOEICやTOEFLのスコアの伸びは速いですし、昇進も早いと思っています。
喫煙習慣でその若者の可能性のすべてを判断するわけにはいきませんが、ひとつの選考基準として十分に機能すると考える所以です。
たばこを吸っている大学生、さっさとたばこと縁を切りましょう。離煙生活は、最高ですから。
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