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習近平中国国家副主席、13日から訪米

2012年02月13日 08時47分10秒 | 時事放談: 中国編

日本にとっても、次期中国国家主席の訪米は気になる外交事案です。

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中国副主席に首脳級の厚遇=訪米日程発表―ホワイトハウス(時事通信) - goo ニュース

2012年2月11日(土)12:03

 【ワシントン時事】米ホワイトハウスは10日、13日からの習近平中国国家副主席訪米の日程を発表した。オバマ大統領、バイデン副大統領との会談や国防総省訪問、議会指導部、財界関係者との会合が予定されるほか、アイオワ州とカリフォルニア州にも閣僚や副大統領が同行。次期最高指導者の習氏を首脳級の厚遇で迎える。

 

 習副主席は13日に首都ワシントン入り。14日にバイデン副大統領、オバマ大統領と相次いで会談する。また、国防総省を訪れ、パネッタ国防長官、デンプシー統合参謀本部議長とも会談、米中軍事交流の重要性を確認する。 

習近平氏に首脳級待遇 米、人権問題は妥協せず(産経新聞) - goo ニュース

2012年2月12日(日)08:00

 

 【ワシントン=犬塚陽介】オバマ米政権は13日から5日間の日程で、中国の習近平国家副主席を米国に迎える。オバマ大統領との初会談が設定される など、習副主席には本格的な米国デビューとなる。米国側は今回の訪問を「将来への投資」ととらえ、首脳級の厚遇を用意している。ただ、「快適な訪問にする ため、重要問題を犠牲にはしない」(政府高官)としており、貿易不均衡や人権問題では、厳しい要求を突きつける場面もありそうだ。

 

 習副主席は13日にワシントンに到着し、14日にホワイトハウスでオバマ大統領らと会談。国防総省も訪れ、パネッタ国防長官とデンプシー統合参謀本部議長とも会談する。

 

 米議会や財界の指導層との意見交換も予定され、1985年に農業関係の視察で訪れたアイオワ州への訪問にはビルサック農務長官、カリフォルニア州にはバイデン副大統領が同行する。

 

 米国は習副主席に対し、割安な人民元問題や貿易不均衡などの経済問題、南シナ海やイランをめぐる問題、チベット弾圧などの人権問題を包括的に提示し、米国側の問題意識を明確に認識させることに重きを置いている。

 

 習副主席は最高指導者への就任を前に権限は限られており、慎重な言動に終始するとみられている。米国家安全保障会議(NSC)のラッセル・アジア上級部長も今回の訪米で米中関係の「新天地が開拓されると期待してはいない」と問題の具体的な進展には否定的だ。

 

習近平中国副主席訪米をどう見る 米専門家に聞く(産経新聞) - goo ニュース

2012年2月12日(日)08:00

 

 ■差異隠し「協力」前面 儀礼的意味強く

 

 【ワシントン=古森義久】秋の中国共産党大会で最高指導者就任が確実視されている習近平国家副主席の訪米は新時代の米中関係の幕開けを告げうるとも注視されている。米中関係の動きをそれぞれ30年以上、追ってきた米側の専門家2人に今回の訪米の意味などを聞いた。

 

 ◆関係安定化を誇示

 

 ジョージワシントン大学教授のロバート・サター氏は、訪米の目的について「両国の政権は習氏の訪米で米中関係の安定を誇示したいと願っているが、その意欲は中国側の方が強く、次期最高指導者となる習氏を米側に向けデビューさせたいわけだ」と述べた。

 

 米中経済安保調査委員会委員のラリー・ウォーツェル氏も「この訪米は実質的というより象徴的、儀式的な意味が強いが、米中関係の基調を再設定する機会にする期待は両国側にある」と論評した。

 

 ◆経済主題も米不満

 

 しかし習氏の米側との実際の接触ではサター氏は「両国とも改めて顕著となった米中間の政治体制に始まる基本的な差異をできるだけ隠し、対話や協力を表面に出しての実務的にみえる会談にしたい意向だが、この点でも中国側の方がその意向が強い」と述べた。

 

 その理由として米側では議会などから中国のチベットでの人権抑圧や南シナ海などでの攻勢的な対外姿勢への批判が強まり、オバマ政権もその流れを軽視できないことを指摘した。

 

 ウォーツェル氏も「米側では政府、議会ともに中国側の人民元レート操作、軍事拡張、南シナ海での強硬行動、イラン支援などへの強い不満があるが、習氏はそれらの課題を討議の対象にすることを避けるだろう。結果として対立の少ない経済分野の案件が主課題となると思う」と述べた。

 

 同氏はその経済案件について「習氏は米側の産業界代表との懇談などで米中経済関係の強化を説くだろうが、経済分野でも現実には知的所有権侵害、世界貿易機関(WTO)規則不履行、人民元レート操作など中国の行動への米側の不満は強い」とも解説した。

 

 ◆批判回避に腐心

 

 米国側の政治状況が習氏の訪米に与える影響についてサター氏は「大統領選の共和党予備選が行われている最中で党派争いが激しく、オバマ政権の対中 政策も共和党側から軟弱すぎると批判されている。同政権は習氏訪問でも中国への批判を表明せざるをえなくなりうる。中国側はいまその種の批判はなんとか避 けたいところだ」と語った。

 

 ウォーツェル氏も「大統領選でオバマ氏が敗れる可能性もあるから、中国側にとってこの時期にオバマ政権との絆だけを強調することにもリスクがあり、習氏もその点を認識しているだろう」と述べた。

 

 習氏の指導者としての特徴についてウォーツェル氏は「習氏は同じ太子党(党高級幹部の子弟グループ)の劉少奇氏の息子の人民解放軍上将の劉源氏と親しいが、劉上将は反米強硬派であり、その習氏への影響が懸念される」と語った。

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あまりよく知られていない習近平中国国家副主席がどんな人物であるのかも、この訪米期間にかなり明らかになってくるはず。侵略主義的一党独裁国家をこれからどうするのか。隣国日本としては、気が気ではありません。

その意味で、心配になるのがアメリカの政治状況に混乱が生じていること。穏便な訪米になるとは思いますが、注目したいところです。

 


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