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速読って何?

2005年01月24日 15時51分51秒 | 英語学習法
最近あまり取り沙汰されていませんが、ひところは「速読、速読」とだれもがうるさく言っていたものでした。

確かに、速く大量に読めれば多くの情報が入ってきて、カッコよさそうに見えます。実際、TOEFLやGMATで高得点を挙げている人は、読むのが速い人が多いのも事実です。

しかし、速読を英語学習のスローガンに掲げて、アルファベットを目で追うスピードだけを追求していると、とんでもないことも起こりうるのも事実です。目で文字は追うものの何も理解できていないという状態が生まれる可能性があるからです。TOEICの長文問題程度ではだませても、TOEFLやGMATの長文問題では馬脚を現してしまいます。

というわけで、INDECでは速読を強調しすぎることはありません。

INDECの場合、クラスの中で出席者全員に問題を解いてもらってから、授業を進めるというJump & Swim方式を取っています。したがって、クラスに参加するのに、予習もいりませんし、いつでもINDECに入会できます。

ただし、問題を解いてもらう時には、こちらが決めた時間内で解くことを目指してもらいます。その時間の設定は、私ゴウ先生のプロ教師としての腕の見せ所でもあります。クラスのレベルと問題の難易度に応じて微妙に回答時間を調整するからです。

そんな時、基本的には本番のTOEICやTOEFLなどの試験で最後の問題まできちんと考えて答えられる時間を前提に回答時間を設定します。闇雲に、ムチャクチャ速く解くことを設定することは絶対にありません。

実際、本番でも、TOEICだったら、100 wpm(1分あたりに読める単語数)のペースで回答できれば、900点突破できると思いますし、TOEFLでも150 wpmで読めるなら楽々250点は行くはずです。

ですから、一部のネイティブ・スピーカー(故ケネディ大統領の速読力のものすごさは有名ですが)の猛烈なスピードを基準に考えずに、決められた試験時間内に正確に問題を解けるようにすることが重要なのです。

そして正確に英文を理解できる読解力を得られたならば、じわりじわりとですが、読むスピードは上がっていくものです。

ゆめゆめ、読むスピードだけを重視しないように!英語力は100メートル競走とは違います!

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