このくらい強引でないと、公共施設での全面禁煙化は無理ということでしょうか。
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ドゥテルテ氏、フィリピン全土の禁煙宣言へ 車の中も禁止に
The Huffington Post | 執筆者: ハフポスト日本版編集部
投稿日: 2016年10月11日 11時09分 JST 更新: 2016年10月11日 11時10分
フィリピン全土が、禁煙になる――フィリピンのポーリン・ウビアル保健相は10月10日、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領が10月中にも、同国内の公共の場所で喫煙を禁ずる大統領令に署名するだろうと述べた。現地メディアの「マニラ・ブレティン」などが報じた。
ウビアル氏はこの日のインタビューで、「屋内・屋外に関係なく、公共の場所ではどこであっても、タバコを吸う人はいなくなるでしょう。公園、バス停、そして車の中であってもです。これらはすべて、公共の場所とみなされます」などと話した。
ドゥテルテ氏は市長を務めた南部ミンダナオ島のダバオ市で、定められた少数の喫煙所以外、市内の公共の場所を全面禁煙にした。大統領選でも全国での禁煙を公約に掲げており、大統領令はダバオ市の条例の内容を元に起草される予定だという。
なお、フィリピンでタバコを販売するブリティッシュ・アメリカン・タバコ・フィリピン社(BAT)は、この大統領令案に賛同。同社のジェームズ・マイケル・ラファティCEOは「何の問題もない」などと述べた。
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ドゥテルテ大統領は、タバコを多くの人を死に追いやる危険な麻薬とみなしているのでしょう。実に正しい認識です。
とはいえ、公共の場所での全面禁煙を実行に移すのは難しいこと。それを実行するのですから、すごいものです。
その強引な手法は批判の対象となりますが、フィリピン国民の健康のことを考えれば、このくらいの強引さは必要なことかもしれません。
日本にも、ドゥテルテ大統領の10分の1でも喫煙の健康被害廃絶を訴える強引さをもった政治家がいてくれたらと思うのですが、現れはしません。ある意味、大いに残念です。
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