当然の結果でしょう。高等教育を受ければ受けるほど、喫煙の愚かさに気づくものです。
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禁煙と学歴の相関性とは?「高卒の禁煙率48.8% 院卒80.7%」―米調査
アメーバニュース 2013年11月20日 12時56分
「喫煙率と学歴って関係あるの?」
この問いに関する一つの結果がアメリカにて調査された。
■学歴別の喫煙率
アメリカがん協会が発表した『Cancer Facts & Figures 2013』によると、高学歴の方が禁煙傾向にあるという。喫煙率の変化を学歴別に比較すると、1983年と2011年の大卒の喫煙率は21パーセントから9パーセントに減少したのに対し、高卒の喫煙率は34パーセントから24パーセントにとどまった。
2011年度の最も喫煙率が高かったグループは、日本の高等学校卒業程度認定試験(旧大検)に相当するGeneral Educational Development Certificate (GED)の45.3パーセント。
高卒の喫煙率は23.8パーセント。大卒(学士号)、院卒(修士・博士号)の喫煙率はそれぞれ9.3パーセントと5.0パーセント。
禁煙に関しても、2008年度の数値をもとに「学士号または修士・博士号をもつ喫煙者のほうが、それ以外の喫煙者よりも禁煙する可能性がある」と同レポートの中で報告されている。
■学歴別の禁煙率
2009年11月に発表されたアメリカ疾病予防管理センターのレポートによると、25歳以上の喫煙者の禁煙率は、GED(大検)資格保持者の禁煙率が最も低く39.9パーセントであり、高等学校卒業証の禁煙率は48.8パーセント。
それに対する大卒・院卒の禁煙率は60パーセント以上であった。特に院卒の人の禁煙率は、1998年の76パーセントに比べ、2008年には80.7パーセントと大幅に上昇した。
この結果をうけ、同予防管理センターは「喫煙の害や禁煙について患者と話をするときは、教育レベルを考慮に入れるよう」と医療関係者に注意を促している。
個人の差を無視して、学歴と喫煙が関係すると決めつけてはならないが、なんともショックな内容のレポートだったとしか言いようがない。
参考:Cancer Facts & Figures 2013
http://www.cancer.org/acs/groups/content/@epidemiologysurveilance/documents/document/acspc-036845.pdf
Centers for Disease Control and Prevention. Cigarette Smoking Among Adults and Trends in Smoking Cessation. 2008
http://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/mm5844a2.htm
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日本も高学歴社会といわれているのですから、もうそろそろアメリカ並みの喫煙率まで下がるとよいのですが、それが下がらないのは、日本の大学教育のレベルがアメリカ並みではないということでしょうか。残念。
タバコと縁を切った離煙生活は、とってもすばらしいものなんですけど。
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