忙しいですねえ。健さん、東京でスタジオ撮影です。
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〈高倉健撮影日誌:3〉岡村隆史さん、約束の再会
2012年7月23日03時00分
9月25日 東宝スタジオ
大阪のお好み焼き屋さんのセット。阪神タイガースファンの男性客役で岡村隆史さんがカメオ出演しました。健さんと岡村さんは2000年の日本アカデミー賞の授賞式で同席して以来の再会です。その時に「いつか一緒に仕事をしましょうね」と話した健さんが、今回岡村さんを指名。共演が実現しました。
阪神が優勝して店の中がお祭り騒ぎになり、岡村さんが健さんに乾杯を求める場面の撮影です。岡村さんはテークのたびに百八十度違う表情を見せています。ちょっと恐縮気味に、あるいは落ち着いたほほえみとともに、また「どないしたん! ボサッとせんと! 優勝優勝!」と強気になったり。
スタッフからは「素でやってるみたい」と称賛の声があがっていましたが、本人は緊張しすぎて、目の前にいる健さんの顔が全く見えなかったそうです。「夢のような時間でした」と岡村さん。「僕も高倉健さんのようになりたい。ステキなかっこいい大人になりたいです」と感想を幸せそうに話していました。
9月28日 東宝スタジオ
健さん演じる英二の部屋のセット。富山刑務所の官舎と同じ作りになっています。官舎に引っ越してきた英二と妻の洋子(田中裕子さん)が、これからの暮らしについて話し合うシーンの撮影が行われます。
セリフが多く、とても長いワンシーンワンショットです。セリフのタイミングと、カメラや録音マイクの移動を合わせるのが至難の業です。スタンドイン(リハーサルで俳優の代わりに演技をする人)でまず20回近くテストをします。
それから、健さんと裕子さんが登場して、降旗監督が説明をします。健さんは「もう一回」「ややこしいねえ」と、大変な撮影になることをすぐに察知していました。健さんも「さあ、時間がかかりそうだぞ」と気を引き締める。6、7回テストを繰り返して本番。納得がいくまで4テーク撮りました。(東宝・中村仁美)
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緊迫感が、伝わってきます。
+++++健さんの著作集+++++
あなたに褒められたくて (集英社文庫) | |
高倉 健 | |
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