訃報が届いてから、4日間。どーんと落ち込みました。
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市川團十郎さん死去 みぞれ雪の中、名優に別れ 密葬に小泉元首相も(産経新聞) - goo ニュース
2013年2月6日(水)14:50
3日に66歳で亡くなった歌舞伎俳優、市川團十郎さんの密葬が6日、東京都目黒区の自宅で営まれた。みぞれ交じりの雨が降る中、歌舞伎俳優の尾上 菊五郎さん(70)や中村吉右衛門さん(68)、小泉純一郎元首相(71)ら親交の深かった関係者が参列し、江戸歌舞伎を背負ってきた名優に別れを告げ た。喪主は長男の海老蔵さん(35)。
葬儀は神道で行われ、戒名に当たる諡号(しごう)は「瑞垣珠照彦命(みずがきたまてるひこのみこと)」。清く正しく世の中を照らす意だという。関 係者によると、自宅1階稽古場に設けられた祭壇には、平成20年7月に月刊誌に掲載された写真が遺影として掲げられ、ひつぎの上には、4月に開場する歌舞 伎座で團十郎さんが演じるはずだった「助六」の脇差しが守り刀として置かれた。
本葬は後日、東京都内で行われる予定。
海老蔵感謝「笑顔の絶えない父でした」團十郎さん涙雨の告別式(スポーツ報知) - goo ニュース
2013年2月7日(木)08:10
3日に肺炎のため急逝した歌舞伎俳優の市川團十郎(本名・堀越夏雄=ほりこし・なつお)さん(享年66歳)の密葬が6日、都内の自宅で神式で営ま れ、俳優仲間や関係者ら約400人が参列した。喪主を務めた長男・市川海老蔵(35)は「いつも優しく、笑顔の絶えない父でした」とあいさつ。温かいまな ざしで見守ってくれていた團十郎さんとの別れに、涙をこらえていた。
早過ぎる別れを惜しむかのような、みぞれ交じりの涙雨が降り続く中、海老蔵が父への感謝の気持ちを絞り出した。「何と申しますか、優しく、おおらかで思いやり深く、自分をさておいて愛情あふれる人でした」と振り返った。
その思いが詰まっていたのが、最後の舞台となった昨年12月の京都・南座公演だった。「私が(海老蔵の)襲名披露をした時に白血病で休演しましたが、その 時(中村)勘三郎さんが『孝俊(海老蔵の本名)頑張ってるよ』と声を掛けてくれたことがあった。今回も、勘九郎さんの襲名に花を添えるため京都に旅立ちま した」。当時は体調が万全ではなかったようで、海老蔵は出演を心配したそうだが、止めることができなかったという。
先月は新春浅草歌舞 伎 に出演し、3月以降も舞台出演が続く海老蔵が、今年唯一スケジュールがあいていたのが今月だった。「歌舞伎の世界では父の死に目に会えないということがご ざいますが、家族全員で立ち会うことができ、父も何か感じてくれたのではないでしょうか」。最期を見送ることができたのに安堵(あんど)し、「きつい闘病 生活ではございましたが、父らしく笑顔で亡くなっていて、太陽のように優しい父でした」と、かみしめるように話した。
この日の密葬は、 團 十郎さんらが信仰していた神道の一派・神習教の形式。ひつぎの中には旧歌舞伎座の座席に張られていた布、じゅうたんの一部、天体に強い興味を持っていたこ とから宇宙関係の本などが新たに納められた。諡号(しごう、仏教での戒名にあたる)は「瑞垣珠照彦命(みずがきたまてるひこのみこと)」。歌舞伎界を清 く、美しい心で照らし続けたとの意味が込められているという。
出棺時には自宅周辺に集まったファンから「成田屋!」「12代目!」の声が飛び、中には目頭を押さえながら手を合わせる人も。すべての人に愛された團十郎さんらしい別れで、天国へと旅立った。なお、本葬は月末に行われる。
海老蔵、喪主あいさつ「最期は父らしい笑顔」(サンケイスポーツ) - goo ニュース
2013年2月7日(木)08:03
不思議なほど優しい人でした-。今月3日に肺炎のため66歳で死去した歌舞伎俳優、12代目市川團十郎さんの葬儀・告別式が6日、東京・目黒区の自宅で密葬として営まれ、親交のあった小泉純一郎元首相(71)ら400人が参列した。喪主あいさつに立った長男の歌舞伎俳優、市川海老蔵(35)は「最期は父らしい笑顔でした」と、家族で看取った臨終の様子を初めて具体的に吐露。13代目襲名に向けた決意もみなぎらせた。
みぞれまじりの雨が降りしきる中、約400人が訪れた團十郎さんの密葬。出棺の際「成田屋!」「12代目!」と悲痛なかけ声が飛び交い、参列者の涙を誘った。
棺を載せた霊柩車の助手席には、黒いはかま姿の海老蔵が報道陣のフラッシュの嵐にも涙をこらえ、口を真一文字に。後続車には、海老蔵の妻でフリーアナウンサー、小林麻央(30)が目を真っ赤に泣きはらして乗り込んだ。そのお腹には、1歳の長女に次いで3月末出産予定の第2子となる男児が宿る。
出棺に先立ち、海老蔵が喪主あいさつ。「優しく、おおらかな人でした。せがれながら、どこからあの優しさが出てくるのか、不思議に思っていました」と亡き父の人柄を振り返った。
2010年に自分が巻き込まれた元暴走族による殴打事件の際、会見した父から「本当にバカ。勉強して出直せ」としかられ、その後の精進を温かく見守ってくれたことが脳裏をよぎったのかもしれない。
父の容体急変を知ったのは今月3日昼前。母の希実子さん、麻央とともに入院先の病室に駆けつけ、耳だけは聞こえていた團十郎さんへ、必死に声をかけ続けたことも明らかにした。
途中で妹の日本舞踊家、市川ぼたん(33)も駆けつけたそうで、家族で1時間ほど呼びかけた後、「最期は父らしい笑顔」で天国へ旅立ったという。 「今はむなしく寂しいですが、懸命に精進し、まい進いたします」とあいさつを結び、13代目團十郎襲名へ並々ならぬ意欲を見せた。
昨年12月に中村勘三郎さんが57歳で亡くなるなど、不幸が続いた歌舞伎界を再び盛り上げるためにも、周囲が大名跡の襲名を急がせるのではとの見方もある。威風堂々と舞台映えする姿には定評がある海老蔵。38歳で襲名した父同様、若くして襲名する可能性は大いにありそうだ。
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これからは後を振り返ってはダメ。そうすれば、日本文化の衰退につながります。若手の活躍、特に海老蔵丈の奮起と成熟に大いに期待して、ファンとしては声援を送りたいと思います。
團十郎丈、お疲れ様でした。安らかにお眠りください。合掌。
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