すばらしい。女性に活躍の場が与えられるのは、とてもよいことです。
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日本将棋連盟と不動産ディベロッパー「ヒューリック株式会社」は12日、両者が主催する新しい女流タイトル戦「ヒューリック杯清麗(せいれい)戦」の開催を発表した。
女流棋界では2011年度に初開催された女流王座戦以来、8年ぶりの新タイトル戦。清麗戦の誕生により、女流棋界は7大タイトル制になる。
新棋戦は優勝賞金700万円で女流タイトル戦としての序列は単独1位。ヒューリック株式会社は、男性棋戦のタイトル「棋聖戦」でも今年度から特別協賛社となっている。
来年1月から7月にかけて予選と本戦トーナメントを戦い、8〜9月にタイトル戦5番勝負を行う。予選は「6勝通過・2敗失格」のシステムを採用。リーグ内で2敗する前に6勝すると本戦に進出する。持ち時間は予選が各2時間、本戦が各3時間、5番勝負が各4時間(いずれもチェスクロック使用)。出場者は全女流棋士で、棋士養成機関「奨励会」の会員やアマチュアには参加資格がない。
現在、女流タイトルは里見香奈女流名人(26)が女流王座、女流王将、倉敷藤花を併せた女流4冠を保持。奨励会三段の西山朋佳女王(23)、渡部愛女流王位(25)の計3人で6大タイトルを分け合っている。
男性棋戦では、優勝者がコンピュータと対戦する一般棋戦だった叡王戦が昨年度から34年ぶりの新タイトル戦になり、8大タイトル制になった。現在、羽生善治竜王(48)、佐藤天彦名人(30)、高見泰地叡王(25)、豊島将之王位・棋聖(28)、斎藤慎太郎王座(25)、渡辺明棋王(34)、久保利明王将(43)の7人がタイトルを持つ。
会見した日本将棋連盟会長の佐藤康光九段(49)は「将棋連盟にとりまして、大変ありがたいこと。女流棋士は今年度、男性棋士を相手に計14勝14敗。実力は上がっていても、対局数は年間約15局前後。実力はあってもチャンスをつかめない方もいます。真剣勝負の場が増え、女流棋士にはまたとないチャンスが増え、大変大きな励みになります」と歓迎の意を表明した。
連盟常務理事で史上最多の女流タイトル通算43期を獲得している清水市代女流六段(49)は「清く麗しい、という女性らしい華やかさが現れた棋戦名を選んでいただきました」と笑顔を見せ「新しいものが生まれる興奮があり、昨日は眠れませんでした。新人のような新しい気持ちになっています。後輩たちも小躍りするように、跳ねるように喜んでいます」と感慨を語っていた。
日本将棋連盟は12日、都内で会見を行い、新たな女流棋戦「ヒューリック杯清麗戦」を来年から開催すると発表した。
女流のタイトル戦は岡田美術館杯女流名人位戦、霧島酒造杯女流王将戦、女流王位戦、大山名人杯倉敷藤花(とうか)戦、マイナビ女子オープン(タイトル称号は「女王」)、リコー杯女流王座戦に続いて7つ目。賞金は、公表されている中で、女王・女流王座の500万円を上回る、最高金額の700万円。2011年に新設された、「リコー杯女流王座戦」以来の創設となる。
予選・本戦は来年1〜7月、タイトル戦5番勝負は同年8〜9月の予定。現在62人いる女流棋士に参加資格が与えられる。予選は6勝で通過、同星同士で戦い、2敗で失格する。第1期の本戦には4人が進出し、勝者同士で決勝5番勝負を行う。通算5期獲得者には「永世称号」として、「クイーン清麗」の称号を得る。
同連盟の佐藤康光会長(49)は、「女流棋士のレベルの向上は目覚ましい。本年度は男性プロとの対戦成績が14勝14敗と互角だが、年平均の対局数は15局程度。対局機会を増やすまたとないチャンスになる」と強調する。
会見に同席した、同連盟常務理事の清水市代女流六段(49)は、「新人のような新鮮さで臨める。1度負けてもチャンスがあるのが大きい。清く麗しい女性の華やかさを盤上だけではなく、盤外でもお見せしたい」と張り切っていた。
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将棋のことは何も知らないのに、里見香奈女流四冠が現れてから、注目するようになりました。勝った負けたしかわからないのですが、興奮させられることは事実です。
どなたが最初の清麗位を取るのでしょう。個人的には、里見四冠に勝ってほしいのではありますが。
それにしても、ヒューリック、がんばってくれています。拍手!
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