痛みを感じられるというのは、幸せなことなのかもしれません。
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腰痛ある80歳以上、認知症リスク半減 脳機能と関連か
朝日新聞 2019年11月6日13時00分
80歳以上で腰の痛みがある人は、認知症になるリスクが、痛みがない人に比べて半分になることが、大規模調査研究プロジェクト「日本老年学的評価研究(JAGES)」のデータ解析でわかった。80歳以上で腰痛を感じること自体が、脳の機能を維持できていることを示す可能性がある。英科学誌サイエンティフィック・リポーツに発表した。
2013年に全国でひざや腰の痛みを調べた65歳以上の1万4627人が、16年までに認知症になったかどうかを追跡。298人が認知症になった。
年齢や痛みの部位に分けて解析したところ、65~79歳でひざの痛みがある人は、痛みがない人に比べ、認知症のリスクが1・7倍高かった。ひざの痛みがあり、毎日30分以上の歩行習慣がないと1・9倍になった。
一方、80歳以上では、ひざの痛みがある人が認知症になるリスクは、痛みがない人に比べて統計的な差がなかったが、腰痛がある人が認知症になるリスクは0・5倍になった。
データを解析したカナダのマギル大学の山田恵子博士研究員は「80歳以上で痛みがあることが良い、ということではない。脳の機能が何らかの形で痛みと認知症を結びつけている可能性がある」という。(瀬川茂子)
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歩けないと認知症になる、というのはよくわかります。しかし、痛みを痛みと感じることも大切だとは、何とも不思議なものです。
ピンピンコロリをめざしたいものです。
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