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翁長知事よ、訪米が無駄になることは事前にわかっていたはずだ

2015年06月06日 07時26分11秒 | 時事放談: 国内編

国防の問題を、県知事があれこれいっても、アメリカが相手にするはずがありません。そんなことが、どうして訪米前にわからなかったのでしょう。

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「辺野古NO」通じず、米の冷遇実感 沖縄知事が帰国
朝日新聞 2015年6月5日23時17分

 沖縄県の翁長雄志(おながたけし)知事が5日、米国訪問を終えて帰国した。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の辺野古移設反対を訴えようとした知事を待っていたのは、米政府のかたくなな対応だった。県は世論を喚起する一定の成果があったとするが、苦い現実に直面した訪米となった。

 「国と国との関係なので、中堅どころが『わかりました』と言うわけにはいかず、結論的には良い形にならなかった。だが、これだけ話をさせてもらったのは大きな結果だ

 翁長知事は5日夜、到着した那覇空港で記者団にこう語った。ワシントンでは国務省のヤング日本部長、国防総省のアバクロンビー次官補代理代行に「辺野古反対」を訴えたが、「唯一の解決策」とする米側とは平行線。日米両政府の「壁」の厚さが浮き彫りとなった。

 米国を出る前の総括会見では全体も振り返り、翁長氏は「厳しいのは想定内」と話した。ただ、会見で質問した海外メディアは1社だけワシントン滞在中、個別取材をしたのはラジオ局1社だけだった。

 県は訪米を前に、4月に開設したワシントン事務所を通じて連邦議員や米政府高官に知事との会談を打診。だが、ハイライトに位置づけた国務省、国防総省高官との面会も希望した次官補級より「格下」にとどまった。同行した県職員は「いろいろとやって、結局これか」と落胆した。

 そんな中で県が「成果」と胸を張るのが、ジョン・マケイン上院軍事委員長(共和党)との会談だった。基地政策に影響力を持つ重鎮で、「辺野古反対」への理解は引き出せなかったものの「対話の継続」では一致。翁長氏は「画期的なこと」と自画自賛した。

 一方、米国世論を気にしながらの訪問でもあった。ワシントンで乗ったタクシーの運転手から「(沖縄の問題を)よく知っているよ。基地の問題でしょ」と言われると、翁長氏は「一般の人たちにも、そういう反応が出てきている」と喜んだ。一部メディアが動向を報じると、「影響力が大きい」と歓迎した。

 とはいえ、政治家らの反応は総じて厳しかった。会談時に協力的と受け止められるような発言をした議員が、すぐに「辺野古(移設)が唯一の解決策」とするコメントを出す一幕もあった。同行県議はこう漏らした。「沖縄問題への無関心や誤った見方が多いのを痛感した。だが、それを知ったこともまた成果だ」

 米国行脚を終えた翁長氏。今後は夏以降に迫る埋め立て工事の開始を前に、前知事の埋め立て承認をどう扱うかが焦点となる。承認取り消しまで踏み込むのか。翁長氏は総括会見でこう述べるにとどめた。「工事の進展をさせないのが大きな眼目なので、私なりにやっていきたい」(泗水康信)

■米、「唯一の解決策」を強調

 「米国政府と日本は、普天間代替施設建設の責任を共有している。これが議論されたことであり、我々が発表したこと以上に付け加えることはない」

 米国務省のハーフ長官補佐官は4日の記者会見でこう述べ、改めて辺野古移設が「唯一の解決策」との米政府の立場を強調した。

 地元・沖縄の反対で移設が立ちゆかなくなることへの懸念から、米議会内には沖縄の立場に理解を示し、辺野古移設に反対する動きもこれまではあった。

 だが、2013年に当時の仲井真弘多(ひろかず)知事が辺野古の埋め立て申請を承認したことから、急速にその機運はしぼんだ。かつては「現行計画は非現実的だ」として米空軍嘉手納基地への統合案を提案したマケイン氏も、翁長氏との会談後、現行計画への支持を表明する声明を出した

 米政府も、辺野古移設への道筋が見通せているわけではない。だが、これまでも普天間問題は迷走してきた経緯があり、ある米政府関係者は「見通しもなく再びパンドラの箱を開けるわけにはいかない」と語る。

 一方、日本政府は翁長氏の訪米が不発に終わったと見て安堵(あんど)する。

 首相官邸スタッフの一人は「翁長さんは米国に相手にされていない。翁長さんが選挙で勝つために、ああいう振る舞いをしていることを米国はよくわかっている」と突き放した。

 4月の会談では翁長氏から「辺野古の新基地は絶対に建設することができない」と伝えられた菅義偉官房長官だが、6月4日の記者会見ではこんな皮肉を言う余裕を見せた。

 「知事は時間をかけて米国まで行ってきた。辺野古移設は唯一の解決策だということも認識して、帰ってこられたのじゃないかと思う」(佐藤武嗣=ワシントン、星野典久)

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「やるだけやった」ということで沖縄の支持者たちに納得してもらうためだけの訪米だったのでしょうか。そのために、貴重な県の税金が使われてたわけです。沖縄県民も、そんな無駄遣いをよく許すと思ってしまいます。そんなことをするよりも、県の経済状況を改善し、県民の健康問題を改善するほうが知事のするべき仕事なのではないでしょうか。

米軍基地の問題が沖縄県にとって重要なのはわかります。ですが、今回の翁長知事の訪米は、あまりに無駄。単なるスタンドプレーに終わったことを沖縄の支持者たちはしっかりと理解すべきです。

それにしても、翁長支持の朝日新聞の書いた記事ですが、これを読むと、確かに皮肉な口調の菅官房長官や首相官邸スタッフの言葉を引用しているものの、無駄なことをした翁長知事を批判しているように読めます。よくわからん新聞です、やっぱり朝日は。


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