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禁煙タクシーは、本当に儲からないのか

2007年11月27日 09時42分12秒 | 離煙ニュース: 国内編
タクシーを全面禁煙にしたら、意外と売り上げが伸びると思うのですが。

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禁煙タクシー、大阪に浸透せず (産経新聞)
2007.11.24 20:57

 全国で「禁煙タクシー」の導入が急速に拡大するなか、車両数全国2位を誇る大阪府内では、なかなか「禁煙化」が浸透していない。厳しい価格競争を強いられている激戦区とあって「禁煙にすることがかえって乗客の反発を招きかねない」という懸念があり、大半の事業者が二の足を踏んでいるからだ。「禁煙は時代の流れ」「タクシーぐらいは吸わせてほしい」と、喫煙者の反応も真っ二つに分かれている。

 国土交通省などによると、禁煙タクシーは健康増進法の施行を受け、昨年4月に大分市の業界団体が全国で初めて実施。現在は全国の法人、個人タクシーの計約25万2000台のうち、19%に当たる約4万8000台を占めている。

 全国的には「イメージアップにつながる」と期待して導入する事業者が多く、禁煙タクシーの数はこの半年間で約2.4倍となった。全国最多の車両台数を誇る東京都も来年1月から、法人と個人を合わせた全タクシーの95%が禁煙になる。

 ところが、こうした傾向に対し大阪府内では禁煙化が立ち遅れている。

 府内の法人タクシー台数の約7割を占める「大阪タクシー協会」(大阪市)が今年7月、加盟154社に禁煙タクシーに関するアンケートを実施したところ、7割以上が「府内全域の一律禁煙化」に反対した。愛煙家の客離れやトラブルを心配する意見に加え、「運賃の統一が先」という声も多数を占めた。

 平成14年の規制緩和後、大阪府内は法人タクシーが毎年数百台のペースで増加。5000円を超過した運賃を半額にするという独特の割引制度も定着し、個人タクシーを加えた約2万3000台が40種類以上の運賃体系を設定、乗客争奪にしのぎを削っている。「禁煙化反対」の背景には、値下げ競争に歯止めをかけなければ「客離れ」を招く禁煙化などとても導入できない、という激戦区ゆえの切実な理由があるようだ。

 大阪タクシー協会の井田信雄常務理事は「禁煙と運賃は本来別の問題だが、まず運賃で足並みをそろえたいのが各事業者の本音。禁煙は利益に直結する保証がないと考える事業者が多く、各自の努力でやればいいという雰囲気」と明かす。

 運転手の意見は分かれている。

 大阪・ミナミで客待ちをしていた金城邦英さん(59)は「喫煙者の肩身が狭い世の中なので、タクシーまで全面禁煙になれば、ますます客が減ってしまうんやないやろか」。数年前にたばこをやめた男性運転手(55)は「公共の乗り物でタクシーだけが例外というわけにはいかない。喫煙者は降りるまでの少しの間、我慢すればいい」と話す。

 利用客も賛否両論。堺市堺区の男性会社員(37)は「タクシーで移動するわずかな間に一服してリラックスすることもあるので、まったく吸えなくなるのは辛い」。大阪市住吉区の会社員、河本祐二さん(48)は「喫煙者でも車内の臭いで気持ち悪くなることもある。みんなが気持ちよく利用できるよう、全面禁煙でもいいのでは」と話した。

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東京でも今のところ禁煙タクシーはほとんど見かけません。昨日も喘息の息子を連れて新宿に行きましたが、何十台も流れているのに禁煙タクシーは1台だけ。しかも空車ではなく止めることもできず、バスで帰ってきました。

乗りたくても乗れない、こうした潜在顧客がいっぱいいることを忘れないでほしいのです。大阪にだって相当数いるはずですから。

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