事務次官がわざわざソウルまで行って、手ぶらで帰ってくるのはありえません。でも、実際、そうだった模様です。外務省は、何をしているのでしょう。
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慰安婦問題で「誠意」要求=日韓次官会談、溝埋まらず(時事通信) - goo ニュース
2014年3月12日(水)23:24
【ソウル時事】外務省の斎木昭隆事務次官は12日午後、韓国外務省で趙太庸第1次官と約3時間会談した。韓国政府関係者によると、斎木氏は安倍晋三首相が歴代政権の歴史認識を継承している点を強調し、関係改善を呼び掛けた。しかし、趙氏は首脳会談実現には従軍慰安婦問題などでの日本の誠意ある対応が必要だとの考えを示し、認識の差は埋まらなかった。
オランダのハーグで24、25両日に開かれる核安全保障サミットに合わせた日米韓3カ国の首脳会談開催について、韓国側は「(開催へ調整に入ったとの日本側の報道は)事実と違う」と不快感を示した。このため日本側は正式な会談要請を見送った。
斎木氏は13日まで滞在する予定だったが、12日の韓国側主催の夕食会が取りやめとなったため、同日夜に帰国。羽田空港で記者団に対し、日韓首脳の顔合わせについて「相手のあることだから、今の段階では何とも言えない」と述べ、実現の見通しは立っていないことを明らかにした。
また、斎木氏は次官会談の内容について「懸案の解決に向けどう進めていくか、いろいろな角度から話をした」と説明。北朝鮮情勢でも意見交換し、連携の重要性を確認したと語った。
斎木外務次官が来韓 両国関係改善の突破口は見いだせず(聯合ニュース) - goo ニュース
2014年3月12日(水)20:03
【ソウル聯合ニュース】韓国の趙太庸(チョ・テヨン)外交部第1次官は12日、ソウルで日本の外務省の斎木昭隆事務次官と会談した。両国の次官級協議が行われるのは昨年12月に安倍晋三首相が靖国神社を参拝して以降、初めて。だが、日本側は旧日本軍の慰安婦問題など歴史認識をめぐる問題で進展したメッセージを示さず、両国関係改善に向けた突破口は見出せなかったもようだ。
会談で趙氏は日本側に対し、両国関係回復の前提条件として、歴史問題で韓国国民が理解できる措置を示すよう促した。これに対し、斎木氏は両国が基本的な価値と利益を共有する国であることを強調し、関係回復の必要性をあらためて訴えたという。
斎木氏は韓国側が求めた歴史認識問題について、安倍内閣は歴代内閣の立場を継承しているとの従来の姿勢を繰り返したという。日本側から両国関係改善に向けた具体的な提案はなかったようだ。
また、両国の首脳会談の開催に期待を寄せたという。
複数の日本のメディアは今月末、オランダで開催される核安全保障サミットに合わせ、韓国と米国、日本の3カ国首脳会談を行う方向で調整を行っていると報じたが、韓国政府は日本の誠意ある措置がない場合、首脳会談は難しいとの立場を明らかにした。
趙氏は会談前に記者団に対し、「首脳会談をしないというわけではない」とした上で、「朴槿恵(パク・クネ)大統領も、実りのある会談にしなければならないと話していた。そう信じられるようになればできるのではないか」と述べた。その上で、「正しい歴史認識が両国関係の礎」と強調した。
一方、斎木氏は趙氏と夕食を共にし、13日に帰国する予定だったが、「自国の都合」を理由に会談前に韓国側の了解を得て、12日午後日本に向かった。
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夕食会を時事通信は、「中止となったため」と韓国側が中止にしたかのように報道し、連合は「自国の都合」と日本側がキャンセルしたかのように書いています。この辺の調整もきちんと行わないと外交とはいえません。
外務官僚、もっとしっかりしないと。
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