アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の庵野秀明が総監督・脚本を務めた映画『シン・ゴジラ』の国内における累計興行収入が、今月14日の時点で33億円を突破し、2014年夏に公開されたハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』の最終興収32億円を上回ったことが明らかになった。

 先月29日の金曜日に初日を迎えた『シン・ゴジラ』は、初週の土日だけで動員41万2,302人、興行収入6億2,461万700円を記録。2週連続で全国映画動員ランキングのトップに立つなど落ちの少ない興行を展開し、公開17日間で累計興収33億8,297万5,500円、累計動員230万8,427人を記録した。

 この興収はシリーズ最終作として2004年に公開された『ゴジラ FINAL WARS』(最終興収12億6,000万円)の倍以上。作品への評価も高く、一部では熱狂的な支持を集めていることからさらに成績を伸ばすことが予想され、初週の時点で40億円を見込んでいた最終興収も50億円が視野に入ったといえるだろう。今後、どれだけ数字を伸ばすことになるか、期待したい。

 本作は、日本では初めて全編フルCGでゴジラを描いた特撮映画。長谷川博己竹野内豊石原さとみほか300名を超える豪華キャストが集結し、現代日本に出現したゴジラが、自衛隊の攻撃をものともせずに暴れる姿を濃厚な群像劇と共に描き出す。(ランキング・数字などは興行通信社、文化通信社、配給元など調べ)(編集部・入倉功一)

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政治家や国家公務員が観るべきだという意見の多い本作、夏休みということもあって、どこの劇場も混んでいます。混んでいる映画館が死ぬほど嫌いな貧乏英語塾長はパスしているのですが、そんなこともいっていられないようです。

有事に対して日本がどうあるべきかを考えるためにも、行かねば、観らねば。