【ワシントン時事】米海兵隊は25日までに、第2次大戦末期の1945年2月に硫黄島の摺鉢山山頂での最初の星条旗掲揚に加わったとされてきた米兵2人が実際には参加していなかったことが判明し、修正したと発表した。

 硫黄島での星条旗掲揚は2回行われ、2度目に行った際に撮影された報道写真「硫黄島の星条旗」はピュリツァー賞を受賞し、世界的に有名になった。米紙ワシントン・ポストによると、最初の星条旗を立てる様子を写した写真はない。

 今年6月、「硫黄島の星条旗」に写った米兵6人のうち、海軍の衛生下士官とされた人物が実際には別の兵士だったと判明。これを受けて、海兵隊は1度目の参加者の身元についても調査を進めていた。

 海兵隊は声明で「われわれの歴史は重要であり、可能な限り正確を期すことが海兵隊員やその家族に対する務めだ」とコメントした。 

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71年経っても、修正にこだわる。このあたりが、米海兵隊の強さなのでしょう。この執念と厳密性は、学ぶところ大です。