10月1日です。衣替えからメガバンクの誕生に至るまで、新しいことが起こる日です。禁煙運動家であるゴウ先生、日本のどこかで新しい禁煙政策が見られるかと思って、Googleを検索してみました。そしたらば、鹿児島の有名な繁華街、天文館のアーケードが今日から全面禁煙になるというではありませんか(天文館全蓋型アーケード あすから全面禁煙)。嬉しくなります。
記事を読む限り、吸殻のポイ捨て禁止を目的とした環境美化運動のようです。観光地ですから当然だと思います。しかし、それでも構いません。路上喫煙が減って、伏流煙による受動喫煙被害から逃れられれば最高ではないですか。
ただし、条例化による科料請求は行われないようです。同じような緩やかなシステムを取っている、ここ東京都新宿区では一向に路上喫煙が減っておりません。やはり罰金制度が必要な気がします。喫煙者に対して科料する千代田区のきれいさと比べれば、月とスッポンですから。
そこで、千代田区と同じような禁煙政策を採ろうとしている地方自治体が出てきました。四国香川県の高松市です。
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「歩きたばこ禁止区域」市長、条例化へ意欲
高松市のサンポートから栗林公園までの中央通りを「歩きたばこ禁止区域」にする案について、増田昌三市長は29日、定例会見で「過料(金銭罰)をつけた方が実効性はある」と述べ、条例化に意欲を示した。ただ「先輩自治体」に聞くと、予算や周知の問題など課題もありそうだ。(和気真也)
増田市長は市議会の一般質問で27日、禁止区域の検討を始めたことを明らかにしていた。この日の記者会見では禁止区域に商店街も含めたい考えを示し、さらに、歩きたばこがポイ捨ての温床になっており、子どもの目線の高さに火が近づく危険性も指摘したうえで、違反者には金銭罰も検討していることを明らかにした。具体的な実現期日については「来年度早々と言いたいが、過料まで含めると時間はかかるだろう」とした。
歩きたばこ禁止は、02年10月に東京千代田区が全国に先駆けて条例化。公道上でたばこに火をつけた場合、過料2千円を支払う義務を盛り込んだ。現在、警察OB16人が市の指導員としてパトロールし、今年8月までに約1万4千人が過料支払いの対象になったという。
同区生活環境課によると、効果は確実に上がっており、「かつて千本近い吸い殻が捨ててあった秋葉原の街路樹の下にも、最近は100本もない」という。
一方、「どこでたばこを吸えと言うんだ」という喫煙者からの批判も多く、さらに指導員の人件費や広報費に年1億円前後の予算が必要なこともあり、担当者は「禁止したい自治体も、指導員の人件費を考えると過料の導入には二の足を踏むらしい」と話す。
山梨県甲府市は、市の中心通り「オリオン通り」を今年3月から路上禁煙地区にし、週1回職員が注意に回っている。通りは商店街でもあるため、当初は「指定によって客足が減ると商店から反発が出るのでは」と心配して商店街の意見を十分聞いた結果、ポイ捨てがなくなるのは歓迎と、賛同を得られたという。担当者は「住民の意見を良く聞くことも必要です」。
甲府市の場合は条例ではないため、罰則はない。「マナーの問題に、一方的に行政が上から網をかけるのもどうか」。観光地として、通りを歩く人にどう周知するかが課題という。
中央通りで、愛煙家の高松市民の反応を聞いた。
コンビニ前で休憩の一服をしていた会社員浅田瑞人さん(33)は「通行人にあたる危険などを考え、歩きたばこはしない」と言い、条例化は「仕方ない」。ただ「車の窓から捨てる人も目につく。それはどうなるんだろう」。一緒にたばこを吸っていた同僚(31)も禁止に異論はないが、「公的な灰皿の設置など措置は必要」と指摘する。
実際に歩きたばこをしていた男性(27)も、ポイ捨てに厳しい海外の例などを挙げ条例化に抵抗はないと話した。
(9/30)
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財政的にはなかなか難しい問題です。しかし最近の秋葉原のにぎわいなどにも、『電車男』に見られるオタクの社会的認知、ヨドバシカメラ大型店舗の進出、つくばエクスプレスの開通だけでなく、タバコの煙のないきれいな街になりつつあることも貢献している気がします。多少の出費があっても、元は取れるのではないでしょうか。
第一、禁煙条例によって減った吸殻の数を清掃だけで帳尻を合わせようとすれば、もっと費用がかかると想像されるのです。もちろんその吸殻を放置して汚いままでもよいというのならば、話は別ですが。
ともかく公共の場所での完全禁煙が日本全国に浸透し、安全できれいな国になることを願わずにはいられません。
記事を読む限り、吸殻のポイ捨て禁止を目的とした環境美化運動のようです。観光地ですから当然だと思います。しかし、それでも構いません。路上喫煙が減って、伏流煙による受動喫煙被害から逃れられれば最高ではないですか。
ただし、条例化による科料請求は行われないようです。同じような緩やかなシステムを取っている、ここ東京都新宿区では一向に路上喫煙が減っておりません。やはり罰金制度が必要な気がします。喫煙者に対して科料する千代田区のきれいさと比べれば、月とスッポンですから。
そこで、千代田区と同じような禁煙政策を採ろうとしている地方自治体が出てきました。四国香川県の高松市です。
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「歩きたばこ禁止区域」市長、条例化へ意欲
高松市のサンポートから栗林公園までの中央通りを「歩きたばこ禁止区域」にする案について、増田昌三市長は29日、定例会見で「過料(金銭罰)をつけた方が実効性はある」と述べ、条例化に意欲を示した。ただ「先輩自治体」に聞くと、予算や周知の問題など課題もありそうだ。(和気真也)
増田市長は市議会の一般質問で27日、禁止区域の検討を始めたことを明らかにしていた。この日の記者会見では禁止区域に商店街も含めたい考えを示し、さらに、歩きたばこがポイ捨ての温床になっており、子どもの目線の高さに火が近づく危険性も指摘したうえで、違反者には金銭罰も検討していることを明らかにした。具体的な実現期日については「来年度早々と言いたいが、過料まで含めると時間はかかるだろう」とした。
歩きたばこ禁止は、02年10月に東京千代田区が全国に先駆けて条例化。公道上でたばこに火をつけた場合、過料2千円を支払う義務を盛り込んだ。現在、警察OB16人が市の指導員としてパトロールし、今年8月までに約1万4千人が過料支払いの対象になったという。
同区生活環境課によると、効果は確実に上がっており、「かつて千本近い吸い殻が捨ててあった秋葉原の街路樹の下にも、最近は100本もない」という。
一方、「どこでたばこを吸えと言うんだ」という喫煙者からの批判も多く、さらに指導員の人件費や広報費に年1億円前後の予算が必要なこともあり、担当者は「禁止したい自治体も、指導員の人件費を考えると過料の導入には二の足を踏むらしい」と話す。
山梨県甲府市は、市の中心通り「オリオン通り」を今年3月から路上禁煙地区にし、週1回職員が注意に回っている。通りは商店街でもあるため、当初は「指定によって客足が減ると商店から反発が出るのでは」と心配して商店街の意見を十分聞いた結果、ポイ捨てがなくなるのは歓迎と、賛同を得られたという。担当者は「住民の意見を良く聞くことも必要です」。
甲府市の場合は条例ではないため、罰則はない。「マナーの問題に、一方的に行政が上から網をかけるのもどうか」。観光地として、通りを歩く人にどう周知するかが課題という。
中央通りで、愛煙家の高松市民の反応を聞いた。
コンビニ前で休憩の一服をしていた会社員浅田瑞人さん(33)は「通行人にあたる危険などを考え、歩きたばこはしない」と言い、条例化は「仕方ない」。ただ「車の窓から捨てる人も目につく。それはどうなるんだろう」。一緒にたばこを吸っていた同僚(31)も禁止に異論はないが、「公的な灰皿の設置など措置は必要」と指摘する。
実際に歩きたばこをしていた男性(27)も、ポイ捨てに厳しい海外の例などを挙げ条例化に抵抗はないと話した。
(9/30)
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財政的にはなかなか難しい問題です。しかし最近の秋葉原のにぎわいなどにも、『電車男』に見られるオタクの社会的認知、ヨドバシカメラ大型店舗の進出、つくばエクスプレスの開通だけでなく、タバコの煙のないきれいな街になりつつあることも貢献している気がします。多少の出費があっても、元は取れるのではないでしょうか。
第一、禁煙条例によって減った吸殻の数を清掃だけで帳尻を合わせようとすれば、もっと費用がかかると想像されるのです。もちろんその吸殻を放置して汚いままでもよいというのならば、話は別ですが。
ともかく公共の場所での完全禁煙が日本全国に浸透し、安全できれいな国になることを願わずにはいられません。
運動をさせ、食事を豪華にし、音楽を聞かせるなど生活を充実させることによって禁煙に成功したそうです。
チンパンジーでもできるのですから、人間には禁煙は簡単なはずなんですが・・・