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歌舞伎座を作った職人魂に、日本人の矜持を見る

2013年03月28日 06時59分15秒 | 歌舞伎

こういう人たちに、日本は支えられているんです。今日一番感動させられた記事。記録しておきましょう。

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ひと:水田保雄さん 歌舞伎座施工指揮、清水建設建設所長
毎日新聞 2013年03月28日 00時28分

 4月2日にこけら落としを迎える東京・銀座の歌舞伎座とその上にそびえるオフィスビル「歌舞伎座タワー」。2年5カ月にわたる建設工事を先頭で引っ張った。「劇場という柱のない空間の上に超高層ビルをのせる信じられない構造だ。伝統と最先端の融合があってこそ実現した」と話す。

 高層ビルを支えるため、劇場の端と端をつなぐ巨大な橋「メガトラス」を3列かける工法を取り入れた。劇場部分の歌舞伎座は元通り復元したように見えるが、「構造も材料も異なる別物です」。耐震性を高めるため、屋根の一部や丸柱をコンクリートから鉄骨に変えるなど、すべてを変革した。「同じ雰囲気に再現できるか心配だったが、完成後、劇場の人たちが『前のままだ』と喜んでくれて本当にうれしかった」

 東日本大震災の大揺れに襲われた時は、ちょうど鉄骨の心柱を地面に打ち込む作業中だった。だが職人は誰一人、手を止めず黙々と仕事を続けた。「地面に流し込んだコンクリートが固まってしまうからだ。固まればすべて壊さねばならない。そうはさせない、という職人の魂があった」と振り返る。

 工事には1日最大1700人が参加した。無事故での完成に、現場の最後の朝礼で「ありがとう」と頭を下げた。

 「屈強な男たちがみな涙をこらえていた。歌舞伎座を造り上げた、という誇りに胸を打たれた」【宇田川恵】

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誇りをもって仕事をやる。忘れがちになりますが、大切なことです。日本からこの美徳を消さないようにしていかないと。職人の皆さんに、喝采!

 【略歴】みずた・やすお 熊本大建築学科卒。73年清水建設入社。ソニー本社ビルなど多数の大規模事業を手掛けた。趣味は野鳥観察。63歳。


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