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池上彰氏の原稿掲載拒否に、朝日の非民主主義的言論弾圧主義を見る

2014年09月03日 05時45分52秒 | 時事放談: マスコミ編

姑息な新聞なのです、朝日は。

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池上彰氏、朝日新聞での連載中止を申し入れ 慰安婦「検証」批判で掲載拒否(産経新聞) - goo ニュース

2014年9月2日(火)23:43

 ジャーナリストの池上彰氏(64)が、慰安婦問題に関する記事の一部を取り消した朝日新聞報道を批判した原稿の掲載を拒否されたとして、同紙での 連載中止を申し入れていたことが2日、分かった。池上氏は産経新聞の取材に「これまで『朝日の批判でも何でも自由に書いていい』と言われていたが、掲載を 拒否され、信頼関係が崩れたと感じた」と説明している。

 池上氏によると、連載中止を申し入れたのは、朝日で毎月1回掲載されていた「池上 彰の新聞ななめ読み」。池上氏は8月29日掲載分として、朝日の慰安婦報道検証や、それを受けた他紙の反応を論評する予定だった。掲載数日前に原稿を送っ たところ、28日に担当者から「掲載できない」と連絡があったという。

 池上氏は「原稿の具体的な内容については言えないが、私自身は朝日新聞の検証を不十分だと考えており、そうした内容も含まれていた」と述べた。


池上彰さん:朝日連載中止を通告 慰安婦報道を批判、掲載断られ
毎日新聞 2014年09月03日 東京朝刊

 ジャーナリストの池上彰さんが朝日新聞に連載していたコラム「新聞ななめ読み」の中止を申し入れていることが分かった。朝日新聞の従軍慰安婦報道検証記事を批判的に論じ、掲載を断られたのが原因だという。

 池上さんによると、8月29日掲載予定の原稿で、朝日新聞が慰安婦報道を検証した特集(8月5、6両日掲載)について「朝日は謝罪すべきだ」との趣旨のことを書いていた。同月28日に朝日新聞から「今回は掲載できない」という連絡があったため、池上さんがその場で中止を申し入れたという。朝日からは「考えさせてください」と言われたという。

 「ななめ読み」は朝日を中心に新聞記事を批評するコラム。2007年から夕刊に週1回掲載し、10年から朝刊で月1回になった。池上さんは取材に「何でも自由に書いてくださいと言われてきて、これまで何も問題がなかった。信頼関係が崩れた」と話した。【青島顕、太田誠一】

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今日の社説で、朝日は韓国の朴大統領が産経新聞の記事に怒っていることを報道弾圧だと批判しています。

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韓国の朴政権―報道への圧迫許されぬ
朝日新聞 2014年9月3日(水)付

 韓国でいま、まるで時計の針が逆戻りしてしまったかのような出来事が起きている。

 産経新聞のソウル支局長が書いた記事をめぐり、ソウル中央地検が2回にわたり支局長を事情聴取した。

 朴槿恵(パククネ)大統領の名誉を傷つけたとして、市民団体が名誉毀損(きそん)で告発した。それを受けた形で検察が出頭を求めた。

 韓国では80年代まで、軍人がクーデターによって権力をにぎる独裁政権が長く続いた。当時は言論弾圧が繰り返され、朝日新聞ソウル支局も閉鎖に追い込まれたことがある。

 だが、この国で民主化が宣言されたのは四半世紀以上も前のことだ。政権の意に沿わないことを書いた記者を圧迫するかのような行為は、権力の乱用と言われてもしかたがない

 検察がもし、このまま起訴に踏み切れば、国際社会は韓国の民主主義に大きな疑問符をつけるだろう。最大限に尊ぶべき言論の自由の重みについて、朴政権は考え直すべきだ

 問題の記事は8月3日付で産経新聞のサイトに掲載された。4月に旅客船沈没事故が起きた当日、朴氏は所在が確認できなかった間に、男性と会っていたのではないか、との「うわさ」の内容を含んでいる。

 記事は、韓国紙のコラムや証券街に流れていた情報をもとに書いたとしている。

 大統領府は強く反発し、「民事、刑事上の責任を最後まで追及する」と表明した。その後、検察当局が聴取に動いた。

 独特の儒教意識が残る国だけに、女性大統領に対する冒瀆(ぼうとく)との受け止めもあった。産経新聞の過去の記事についても、大統領への侮辱や、嫌韓感情をあおるような報道が多いとして非難する声が出ていた。

 産経新聞の東京編集局長は今回の記事について「大統領を誹謗(ひぼう)中傷する意図はまったくない」とのコメントを出した。風聞を安易に書いた同紙の報道姿勢は、反省すべきである。

 だがそれでも、当局が記者を出頭させ、取り調べるのは穏当ではない。韓国では通常の手続きだとする声もあるが、世界の先進国の常識からみれば、公権力による威圧でしかない。

 朴政権は発足以来、大統領や周辺の閉鎖的な体質が指摘されてきた。今回の聴取は、国内メディアへの牽制(けんせい)を込めているとの指摘もある。

 自由と民主主義を勝ち取るために、韓国では多くの命が奪われてきた。その貴重な価値を、気に入らない記事への制裁に走ることで失っていいのか。

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こんな偉そうなことをいっているのに、自分の新聞に批判的なものは、週刊文春の広告にしろ、掲載しないというのですから自己矛盾もはなはだしい限りです。

社説の中の文章をもじれば、「朝日新聞の意に沿わないことを書いた記者を圧迫するかのような行為は、権力の乱用と言われてもしかたがない」と申し上げたいし、「最大限に尊ぶべき言論の自由の重みについて、朝日新聞は考え直すべきだ」と付け加えたくなります。

朝日の朴政権に通じるこの体質が、日本の国際的評判を貶めたことをわれわれは忘れてはいけません。

 


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