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大阪湾の「貝毒」は、清き水のせいだった

2013年05月02日 06時35分16秒 | 時事放談: 国内編

「買得」ではなく、「貝毒」です。大阪湾の二枚貝が「貝毒」に犯されていて、食べられないとか。しかも、その理由が皮肉なのです。記録しておきましょう。

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大阪湾のムール貝、規制値超える貝毒 2人が食中毒(朝日新聞) - goo ニュース

2013年5月1日(水)21:24

 大阪市は1日、大阪湾で採ったムール貝の一種、ムラサキイガイを自宅で食べた夫婦(夫30代、妻40代)が食中毒症状を訴えて入院し、貝から規制値の30倍以上のまひ性貝毒が検出されたと発表した。2人はすでに回復したという。

  生活衛生課によると、夫婦は4月28日、大阪市住之江区の南港の防波堤付近でムール貝を採取。蒸した貝と蒸して炒めた貝を1人30~40個食べたところ、 29日未明にふらつきやしびれ、嘔吐(おうと)の症状が出たという。小学生の息子も一緒に少量を食べたが、無事だったという。

 市が残りの貝を調べたところ、国の規制値(1グラムあたり4マウスユニット)を大幅に上回る135~266マウスユニットのまひ性貝毒が検出されたという。

  今年は大阪湾一帯で二枚貝の貝毒が広がっている。大阪府は1日、南部のアサリや淀川下流部のシジミ、湾内のトリガイ、アカガイで国の規制値を超える貝毒を 確認したと発表した。府内の潮干狩り場(二色の浜、箱作、淡輪)では、採取したアサリを九州産のアサリなどと交換する安全対策を実施。府内の漁協はトリガ イなどの出荷を自粛しているという。

 府立環境農林水産総合研究所水産技術センターの山本圭吾主任研究員は「まひ性貝毒は最悪の場合死に至る可能性もある。安全宣言が出るまで、大阪湾の二枚貝は食べないで欲しい」と注意を呼びかけている。

 

大阪の潮干狩り場、貝毒発生でピンチ 水質改善が逆効果?(産経新聞) - goo ニュース

2013年4月30日(火)15:25

 ◆3カ所、入場者昨年の8割

  アサリなどを毒化させる「貝毒」の原因となる植物プランクトンが大阪湾で大量発生し、大阪府内に3カ所ある潮干狩り場の29日までの入場者数が昨 年の8割程度にとどまっている。府の研究機関によると、近年、大阪湾の水質が改善したことで貝毒の“競合相手”となる植物プランクトンが減少。貝毒が発生 しやすい環境になっているという。潮干狩り場では持ち帰り用として別の産地で採れた食べることができる貝を準備しており「水遊びとして楽しんでほしい」と 呼びかけている。

 ■「商売あがったり」

 「貝毒のせいで商売あがったりや。例年の3~4割は客が減るやろう」

 大阪府貝塚市の二色の浜潮干狩り場を運営する二色の浜観光協会取締役の中野幾雄さん(62)は閑散とした会場を眺め嘆いた。

  二色の浜のほか、箱作(はこつくり)(阪南市)、淡輪(たんのわ)(岬町)の府内計3カ所にある潮干狩り場は4月20日にオープン。29日までの 入場者総数は昨年の約1万1200人から約8800人と約2割減少した。天候に恵まれなかったことに加え、4月に入り府の検査で大阪湾沿岸のアサリやトリ ガイなどから貝毒が相次いで検出されたことなどが原因とみられる。

 同観光協会によると、貝毒が検出されなかった昨年の潮干狩りの入場者数は2万5034人だったが、検出された一昨年の平成23年は1万5669人と昨年の約6割にとどまった。

 和歌山県にも潮干狩り場が2カ所あったが、18年に貝毒が検出されたのをきっかけに営業を休止。一方、兵庫県は大阪湾から離れた播磨灘沿岸に4カ所あるが貝毒は検出されておらず安全が確認されており、今年の入場者数はほぼ例年並みという。

 ■“競合相手”が激減

 貝毒は、アサリなどの二枚貝が毒素を持った植物プランクトンを摂取することで発生する。厚生労働省によると、貝毒が原因の食中毒は20~24年の5年間で25件発生。府によると、20年にムラサキイガイを食べた貝塚市の男性3人が吐き気を訴えたケースもあった。

 主な原因は毒素を持った「アレキサンドリウム・タマレンセ」という植物プランクトンで、食べると舌や唇がしびれ、最悪の場合には呼吸困難などで死亡するケースがある。

  府立環境農林水産総合研究所水産技術センターによると、従来は東北や北海道で多く検出されていたが、大阪湾では14年以降、たびたび発生。近年、 大阪湾の水質が改善され、このプランクトンの“競合相手”であるケイソウが激減し、とりわけ大阪湾の検出頻度が高まったという。

 ■安全宣言はいつ…

 府は毎年、潮干狩りシーズンに合わせて沿岸部の貝毒検査を実施。府は今後も監視を続け、3週間連続して規制値を下回った場合に安全宣言を行う。

 府内の潮干狩り場では、客が採集したアサリを回収し、持ち帰り用に九州などから仕入れたアサリと交換しており、府の担当者は「採った貝は持ち帰らないでほしい」と話している。

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つまりは、今回の原因は、大阪湾の水がきれいになったこと。水質改善が、貝毒をもたらす。何と皮肉な結果なのでしょう。

とはいえ、「民族浄化」という言葉で大虐殺を行った過去の独裁者たちを見ればわかるように、きれいすぎることがよいとは限りません。大阪府には、大阪湾の水を汚してでも、どうにかしてケイソウを増やす手段を取ってもらいましょう。それこそ「維新」でしょうから。


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