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中国人の礼儀はよくなるか

2006年08月27日 10時59分01秒 | 時事放談: 中国編
中国という国の異常さを再確認させるようなニュースです。

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中国「非文明行動」を撲滅へ 五輪にらんで礼儀の国目指す (産経新聞) - goo ニュース

2006年 8月27日 (日) 03:43

 ■大声で叫ぶ/たんを吐く/列に並ばず

 【北京=野口東秀】2008年8月の北京五輪に向けて、中国政府は「マナー向上」キャンペーンを本格化させた。国営新華社通信などによると、党中央精神文明建設指導委員会はキャンペーンを指示する通知の中で、「礼儀の国のイメージが損なわれている」と現状に危機感を示し、「旅行先で大声で騒ぐ」「たんを吐く」などの「非文明行動」の撲滅を目指している。

 「中国公民旅遊文明素質行動」と題された通知は、礼儀を知らず、秩序や法を守らず、環境保護を守らない非文明的な一部の(中国人)観光客が海外から批判されている、と指摘。そのうえで、「良好な国際イメージを確立することが急務だ」としている。

 撲滅の対象となっているのは、▽レストランなど公共の場で大声で騒ぐ▽たんを吐く▽どこでもごみを捨てる▽電車、バスで降りる人を押しのけて乗り込む▽列に並ばない-など。テーマパークや公園で子供に小便をさせるなどの行動も批判されている。キャンペーンは、観光、公安、商務、建設、鉄道、交通など関係部門が、今月から3年間継続実施する。

 北京では五輪をにらみ、「文明礼儀」に関したパンフレットを作成。上海でも10年の上海万博を視野に入れ、「100万人家庭礼儀学習」と題するマナー向上運動を始めている。

 中央政府は道徳心を高め、文明的な国家建設の意義を強調しているが、「個人主義」「拝金主義」の広がりで、どこまで効果が上がるか注目されている。

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こうした道徳心のなさは、文化大革命などの中国共産党の一党独裁がもたらした不合理な社会体制が大きな要因になっていると考えられています。民主的選挙を一度も行ったことがない政府が、国民に「礼儀」向上の指導といっても、圧力をかけて無理やりそうするだけのことでしょう。

しかし、それでは本当に「民度」は高くなりません。

まずは、民主国家として国民の自主性から各自の道徳心の向上を導くような体制作りが必要なのです。年金などの社会保障制度がまったく整備されていない国で、政府の意向を押し付けられても国民は言うことを聞くはずがないのですから。

いまのままでは、中国共産党政府は、外国からだけでなく国民からもそっぽを向かれることになるでしょう。北京オリンピック・上海万博を機会に、国民だけでなく、政府も変わってもらわなければならないのです。

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