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名古屋の老舗喫茶店にも、完全禁煙の波

2018年07月18日 08時29分42秒 | 離煙ニュース: 国内編

名古屋の喫茶店が、完全禁煙ですか。すばらしいことです。

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モーニングにも禁煙の波 でも「常連客を考えると…」
朝日新聞 2018年7月18日08時00分

「全面禁煙」を示すステッカー。英語や中国語など全5カ国語で表示=名古屋市中区のコンパル栄西店

 たばこを吸わないのに、他人のたばこの煙を吸い込むことで健康への悪影響が心配される受動喫煙。各地で対策に向けた機運が高まっている。モーニングなどの日常生活で多くが利用する名古屋の喫茶店でも、禁煙化の動きが出始めた。

 名古屋の繁華街・栄の地下街にある老舗喫茶店「コンパル」栄西店は改装を機に、今年4月から店内を禁煙にした。「これで孫を連れて来られる」。年配の女性客に歓迎され、家族連れや女性グループが増えたという。

 それまではどの席でも喫煙可能で、店長の野田晋さん(53)は「夕方は帰宅前にたばこを一服するお客さんが8割だった」と話す。禁煙当初は売り上げが減ったが、5月の大型連休ごろには戻った灰皿の片付けが不要になり、やにで壁が汚れなくなったなど、店側の利点もあるという。

 愛知県は2012年、県内の飲食店8558店舗を対象に、店内を禁煙にした時の影響などについて調査し、結果を公表した。回答があった7080店のうち、全面禁煙に変更したのは1163店(16・4%)。このうち94・6%が客数や売り上げに「変化なし」だった。禁煙実施率が低いとされる居酒屋や焼き肉店、お好み焼き店のいずれの店舗(計7店)でも、禁煙化後に客数や売り上げは減らなかったという。

 調査をまとめた県健康対策課の宇佐美毅・総括専門員は「禁煙化しても客数や売り上げの減少などの影響は少ないと考えられる。飲食店は禁煙化を検討してほしい」と話す。

 ただ、常連客のことを考えて、禁煙に消極的なケースもある。名古屋市中区にある喫茶店「さんぱうろ」を経営する、愛知県喫茶飲食生活衛生同業組合の理事長を務める舟橋左門さん(73)は「最近は路上で吸うのも難しい。たばこを吸いに来るなじみの客がいるのでなかなか禁煙化に踏み出せない」と話す。

 同組合では加盟する約1400の喫茶店に、「全面禁煙」「時間で分煙」「完全分煙」など6種類のステッカーを店頭に貼るように呼びかけている。舟橋さんは「たばこを吸わないお客さんが知らずに喫煙可の店に入って嫌な思いをしないように」と説明する。

広がる受動喫煙防止の動き

 受動喫煙防止の動きは、2020年の東京五輪・パラリンピックへの対応の一環として広がっている。

 受動喫煙対策を強化する健康増進法改正案が今国会で成立する見通しで、飲食店は原則屋内禁煙(喫煙専用室は設置可)になる。例外的に客席面積100平方メートル以下で、個人経営か中小企業が経営する既存店は、「喫煙」「分煙」などと表示すれば喫煙を認める。

 東京都では6月27日、受動喫煙防止条例が都議会で成立した。従業員を雇う飲食店内は原則禁煙とし、違反した場合は罰則も設ける内容で、健康増進法改正案より規制対象が広い。千葉市は7月12日、受動喫煙対策を強化する独自の条例案の骨子を発表。埼玉県でも受動喫煙防止条例制定の動きがある。

 一方、愛知県では今のところ、条例化の動きはないという。名古屋市の担当者も「国の動きを見守りたい」と静観する構えだ。

 朝日新聞の調査では、18年5月時点で、47都道府県の庁舎内に喫煙所が残っているのは愛知県や岐阜県など9都県。愛知県によると、県内54市町村のうち庁舎内を禁煙にしているのは36市町村にとどまる(18年1月時点)。

 国立がん研究センターの調査では、受動喫煙のある人は、ない人よりも肺がんのリスクが1・3倍高くなる。乳がんなどとの関係も指摘されている。

 「子どもをタバコから守る会・愛知」世話人代表の稲垣幸司・愛知学院大教授(歯周病学)は「受動喫煙から身を守るためには、なるべく他人の煙を吸わないようにすることが重要。喫煙者は知らないうちに他人の健康にも悪影響を与えていると知ってほしい」と話している。(西川迅、日高奈緒)

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タバコを吸わない成人が8割を超えたいま、喫煙者対象に商売をやっても先細りになるだけです。コンパル栄西店の判断は、賢明なものといえましょう。

ニコチン依存症患者が多い、国民の健康を蔑ろにする政治家に、厳しい受動喫煙被害防止法案を作るように迫っても、暖簾に腕押し、無駄なこと。それよりは、民間の飲食店の全面禁煙化を応援したほうが、実効があるというものです。コンパル栄西店のような飲食店が増えることを願います。


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5 コメント

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Unknown (喫煙者)
2018-07-19 01:12:36
子供のいる親が家でタバコ吸うより、この猛暑で野外活動させる馬鹿学校、馬鹿教員のほうがどれだけ罪が重い事か。

思考停止。ニューズウィークがタバコ企業に買収されてるかのような馬鹿げた陰謀論を主張する禁煙外来の医者は逃げましたね。欧米病は欧米の記事や資料を挙げればいいだけの甘ったれ植民地根性。
科学も医学もない。
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Unknown (非喫煙者)
2018-07-19 08:03:56
今日も喫煙者さんは、元気に意味不明ですね。
タバコの害より、猛暑で野外活動の方が罪が重い?なぜこの二つを同列に並べられるのか理解できません。本質的に全く関係ないです。ただ、野外活動をさせた学校の校長も教員も喫煙者なんだろうなとは思います。
思考停止という言葉はそっくりそのまま貴殿にお返しします。禁煙外来の先生も逃げたというか、思考停止の人を相手にするのが馬鹿らしいんだと思います。
勘違いですよ。
返信する
Unknown (喫煙者)
2018-07-19 14:08:46
あなたは新聞、雑誌、書籍等読まないのですか。
読んでいる人であれば、意味不明であるとか関連性がないという発想は出てきません。
さらに、野外活動させる指導者は恐らく喫煙者という、あなたの発想ですが、確かに「発想・希望的想像」としては面白いですね。
小池知事によれば首に濡れたタオルを巻くことで結構な熱中症対策になるとのことです。
是非お試しください。
返信する
Unknown (非喫煙者)
2018-07-19 15:40:49
喫煙者さん、そうカッカしないで首に濡れタオル巻いて聞いてください。
喫煙者さんを見ていて、まさにその通りという話を成毛眞さんがFBに書いていらしたので引用させて頂きます。

『高学歴でも文章を読めない人がいることは体験的に納得できる。FBでは長い文章を書くこともあるのだが、なぜか冒頭の「つかみ」だけに反応する人がいるのだ。先日、アニサキスアレルギーについて書いた。アニサキス食中毒よりもじつはアレルギーが怖いという話だ。冒頭で若い頃の接待飽食で刺し身は飽きてしまった、と書いた。もちろん半分冗談の「つかみ」である。しかし、予想したとおり、そこだけに反応して嫌悪感をコメントする人が出てきたのだ。もちろん、丁寧にコメントを消してブロックした。どうせその人物は、今後も文章の一部どころか、一つの言葉に囚われて、勝手に想像を巡らして敵意や嫌悪感を抱き敵対化する。そんなに嫌ならフォローを外してくれればいいのだが、なぜかフォローし続ける。もはやストーカーである。炎上上等などと言ってられないのだ。教育もさることながら、まずは「あなたは文章を読めない人なのだ」と伝えるべきかもしれない。』(成毛眞・2018・FB)

世の中には、喫煙者さんみたいな方がたくさんおられるんだなと思いました。

どのコメントも、最後まで文章読んでいないのではないか、というぐらい表層的です。
ご自身で関連があると思っておられるのかもしれませんが、猛暑の野外活動と喫煙は全く関係のない事象です。
逆にどこが関係あるのか説明して頂きたいです。(本当にはしなくていいです。どうせ意味不明な文章でしょうから。)
返信する
Unknown (喫煙者)
2018-07-19 19:45:31
私は、成毛氏の「つかみ」とやらが何なのかよく分かりません。

ただ、こういった話に絡めた場合でも、むしろ警報レベルの猛暑だろうが関係ないと判断するような学校や教員は、猛暑での野外活動より、子供のいる家で喫煙するほうが、その子にとって危険だと考えている可能性がありますね。
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