インドのチャンディーガルってこんなところ

ル・コルビュジエの計画都市 Chandigarh
コルビュジエ建築物、街&生活情報
 

チャンディーガルの道路2 道路の種類と自転車専用レーン

2018-04-25 | コルビュジェの構想&街の造り Le Corbusier's plan


チャンディーガルの道路はV1~V8という8種類の道路があり、機能的に作られています。
Vはフランス語のVia=経由、道が由来です。

V1 他都市とを結ぶ幹線道路 (観光客を意識して商業用看板、ライトなどあり)
V2 街のメインの幹線道路(この記事によく出て来る〇〇Marg(Margはヒンディー語で道の意味)と名付けられた大通りでv1と繋がっています)

V3 セクターを区切る車道 (車道として設計されていて歩行者が歩くには向きません)
V4 セクターのインナー・マーケットがある中央通り(セクター内で一番交通量が多いです)

V5 そのV4にアクセスするセクター内の道路
V6 セクター内の住宅地の道路(車が少なく静かで排気ガスが少ない=住宅地が守られています)

V7 緑地帯のあるセクターの歩行者向けの道路
V8 V7に並行する自転車専用レーン(緑地帯以外にも広がっています)

私はこのV8の自転車専用レーンの記憶がないです
(というより、ただの歩道だと思っていたのがそうでした。)
実は今や拡大を続けているようです。

チャンディーガルでは自転車専用レーンの事をcycle tracks(サイクル・トラックス)と呼ばれているそうです。

自転車に乗る生活ではなかったので、実はこの自転車専用レーンの事を意識していませんでした。
南北を横断する緑地帯の公園内では目立ってこれがあるようですが、その他にも延びているそうです。

これまで街全体で全長82㎞あったそうですが、車が侵入して機能されていなく補修が必要だった箇所もあるそうです。
なのでそれが自転車用のレーンだと気づかない人もいたのかもしれません。

昨年からのプロジェクトで新たに90㎞増設している最中で、完成すると全長172㎞にもなるそうです!
既にスクナ湖、その近くのゴルフコースやパンジャブ大学周辺、Sector26の交差点に出来ているそうです。
その他にももっと増えているかもしれませんね。

下はセクター内を走る自転車の女性。
近所のメイドさんがこういう服装で乗っていましたね。




因みにインド人が英語で「バイクで通っている」と話す事があるかもしれませんが、それは「自転車で通っている」と言う意味です。bike(バイク)は英語でbicycleの意味です。日本人はとっさにバイクで通ってるのか~!と勘違いしそうですよね
当時、担当してくれていたドライバーも自転車通勤していて「バイクで通っている」と話していました。

雷雨やバケツをひっくり返したような大雨がたまに降りますが、自転車通勤の人は大変です。
当然、遅刻の要因にもなります。
ぜひ自転車専用レーンを整えて走行しやすくして貰いたいですね!

次回はその自転車専用レーンと環状交差点であるラウンドアバウトについてです。