Sector1のスクナ湖のすぐ近くにRock Garden(ロック・ガーデン)という、多くの集客のあるユニークな公園があります。
ここはコルビュジェ建築群に次ぐ代表的な観光地になります。
初めて来た時も全く予想外のユニークさにびっくりした場所でした。
ここはコルビュジェ関連以外には観光地があまりないので
外せない場所だと思います。
ここはチャンディーガル都市計画で出た廃材を使って作られた巨大な公園なのです
そしてきちんとここが廃材で作られた公園だというのを頭に入れておいて下さいね。
そうでなければ印象が随分違うと思います!
そしてこれを作ったアーティストはインドやアメリカなど海外でも有名にもなったのです。
ここはネック・チャンドという男性が1957年から18年にも渡り、独りコツコツと廃材を集めて作った公園です。
彼はチャンディーガル州都プロジェクトに携わる道路検査官でした。
チャンディーガルが出来る以前、ここには何十もの村があり、都市計画の為に更地にされたのだそうです。立ち退きを拒んで存続した村は現在もSector19&Sector22の人気の巨大マーケットとして人気の場所です。
そしてその時に出たありとあらゆる廃材を利用しました。
作業が進行した頃、政府に発見されますがそのユニークさを認められ、なんと大勢のスタッフと給与まで与えられ公園は更に拡大されました!
この公園には2度入った事があります。
写真は2度目に行った時で、その時の同行者が撮った写真です。
拡大された公園はVIPも訪れるほど有名になり、今やこの街を代表とする観光地の一つになりました。
利用された廃材の中には、背面のシヴァリク山地から出た埋出品もあるそうです。
なんだか迷路の様にもなっていて、ぐるっと回って出て来た場所が滝が見える所だったという記憶があります。
こんな細い道、狭い道を抜けて行ったり、一種のテーマパークのような、、、
コンセントプラグが利用されています。
壊れたお皿など色んな物で作られたものを見ました。
こんな手作りの人形をコツコツと、、、
ネック・チャンドさんは森の中で独りで作業していたそうです。
森の中に不法侵入して、、
というのが罰則の対象だったようですが、逆に森の中で作られたからこそ、こんな自然に囲まれた公園になったのですね!これはまた別の滝です
途中で井戸のような物もありました。中にはコインが沢山!
タイルで作られた人形。こんな人形や動物などを作っていたんです
自然一杯の中を暫く歩きましたが、まだまだ続くのです。
お土産屋さんがあったり,え~!まだ先があるよ!
その奥を行くと売店、ミニ水族館があり、ラクダのいる広場に出ます。
最終的には一番奥にある巨大ブランコの広場から更に作業が進められていたそうです。
この巨大ブランコ、乗りました!まさか大人になってしかもインドでブランコに乗るとは
皆がブランコに!
中央に写っている緑色の服の人、思い切り漕いでいますね
そして確かにこの広場の奥にはシートがかかっていて何かやっていたようです。
え!まだここ広がるの!?
*現在はその場所も完成しているそうです。(この公園は完成しています!)
帰り道で。こんな人形が沢山
インド人女性が身に着ける腕輪(バングル)で作られた人形。
鳥?孔雀かな?
お猿さん。
とにかく沢山の人形で一杯でした!写真はごく一部です。
彼はこの公園でアーティストとして認められ、1986年には米国ワシントンで開かれたインド・フェスティバルでの出展作品で大きな業績と名前を残しました。
そして3年前の2015年に90歳で死去されています。
つい3年前の事だったんですね。
彼はこの公園が完成するのが楽しみだったそうです。
そしてインド中にこんなファンタジー溢れる公園を沢山造るのが夢だったそうです。
こんな素敵な方がおられたんですね!
実際に完成を目にすることができたのでしょうか!?
写真を撮りながらゆっくり、往復で1時間位はかかりました。
ブランコを漕いだり途中でゆっくりしたら最低1時間半はかかりますね。
もっと時間をかけて写真を撮る方もおられます。
アクセス
Sector1 スクナ湖の近くです。
9:00~19:00 無休
ブログ紹介
「 ぼく@dadadadaiyuさん」ブログ
ゆるろぐ-Urbanisme Log- (https://urlog.hatenablog.jp/)のチャンディーガル旅行記事より。