①全国の弁護士ら662名が、5月21日「桜を見る会」の前日の懇親会について、、 収支報告書に記載しなかった「政治資金規正法違反」 ホテルの食事などで有権者に違法な寄付をしたことになる「公職選挙法違反」 があるとして、安倍総理大臣に対する告発状を東京地方検察庁に提出しました。
②一方、私ども4名の弁護士は、5月25日、黒川元検事長や新聞記者ら4名を 「常習賭博罪」で同じく東京地検に告発しました。
③ これに対し 「◆なぜ こういう重大な問題に4名の弁護士しか立ち上がらないのか?」 「◆桜を見る会の600名の弁護士はなぜ黒川らの告発をやらないのか?」
もっともな疑問が多く寄せられました。
④ 調べた所、662名の弁護士は共産党系の「自由法曹団」に所属する全 国の弁護士達でした。 「是非とも黒川らの告発もいっしょにやってもらいたい」と要望したところ、
「662名の全国の皆さん から、黒川告発の意を取り付けるのは、1ヶ月以上かかりたいへんな事です」と やんわり 断られました。
⑤ そこへ 6月2日になって、黒川の逃げ得をゆるすな!と「75名の市民団体が黒川らを告発した」というニュースが飛び込んできました。
行動する男・東京の大口昭彦弁護士・33期は、一橋大学の名誉教授らと、
「安倍内閣による検察支配を許さない実行委員会」を作り黒川らを常習賭博罪で訴えることに立ち上がった。
全国から、「告発人になりたい」と言う人々が続いているので、近日中にも「告発人の追加申請」を行う予定であるから、我々にはありがたい話。皆が大勢で立ち上がって黒川や安倍を追い詰めなければいけない。
⑥この大口昭彦弁護士は、なつかしい男である。私が司法試験を受けるため勉強を始めた早稲田の4年生の時、大学の「産学協同路線」に反対して多くの学生が反対のノロシをあげて闘った。
彼(政治経済学部)はワセダ・全学共闘会議の議長」で実に頼もしく、男らしく、学生の人気・信頼は絶大であった。
“新たに登校された学友諸君に訴える!”・・ 大型マイクの前で連日絶叫していた。(私の反骨精神は大口君に培われたかもしれない)
都の西北、「ワセダのもり」と 校歌にはあるが、早稲田に森などなく、大学の校内はせまい。 大型マイクで絶叫されては、とても、図書館で司法試験の勉強など出来たものではないさんざんな毎日であった。
全学共闘会議は、机や椅子を持ち出して大隈銅像の前に「大バリケード」の山を築き、夜は校内にかがり火。
大学の総長をつるしあげ監禁、遂に機動隊が突入した。大口君は「器物損壊罪」とか「公務執行妨害罪」だろうが二度逮捕され、ワセダ大学は除籍で追い出された。
⑦その後、京都大学に入り直し・・・不屈の闘志で、その頃は今と違って、競争率も高い、合格率3%・難関の司法試験に挑戦して弁護士となった。(私は23期だから10年遅れているが、彼にとっては、時間の遅れなどへでもないことだろう)
(口先だけで勇ましいことを言うだけの男は世に多くいるものだが)そんなやからとは違う、有言実行の熱血漢、大口君が、安倍、黒川退治にたちあがってくれたのは・・いやあ、 たのもしいかぎりである。