自己満足的電脳空間

完全自己満足主義。テーマはない。自分の趣味・関心事を偏った嗜好と思考でダラダラと書き綴る自分のための忘備録。

ユーティリティー・ガイ

2017-04-06 00:05:00 | 野球、その他スポーツの話
先日、捕手登録ながら、壮行試合で投手として登板した中国代表・孟偉強(モン・ウェイチャン)選手に言及したが、昨年、MLBでも捕手登録ながら投手として登板した選手がいる。

彼の名はクリスチャン・ベタンコート(SD)


2016年5月31日のシアトル・マリナーズ戦と6月13日のマイアミ・マーリンズ戦で登板。





トータル1回2/3を1安打3四球無失点。いずれも大量リードを許した試合で、ここまではメジャーではよくあること。だが、この時の投球が球団関係者を驚かせた。直球は94マイル(約151キロ)を計測し、さらに53マイル(約85キロ)のナックルボールまで披露した。

驚いたことに、2016年5月31日のシアトル・マリナーズ戦では捕手として先発出場し、その後左翼手、投手、二塁手の守備に就いており、1試合で投手を含む4ポジションを守ったのは1913年以降で史上5人目のことであった。

ここからベタンコートの二刀流育成計画が始まる。昨年9月。キャンプを行うアリゾナ州ピオリアの球団施設で、投手として本格的な練習を開始し、1月11日、母国パナマでのウインターリーグで「投手」として本格的にデビューした。


そして、MLB開幕を控え開幕ベンチ入りの25人枠に入った。アンディ・グリーン監督は当面、救援投手として起用するとした上で「代打や守備でも柔軟に使うことができる」と状況次第で野手出場の選択肢も示した。球団としても、”ユーティリティー・ガイ”として、キャッチャーのバックアップ、ピッチャー、レフト、セカンド、DH、ピンチヒッターで起用する模様。

4/3現在、サンディエゴのアクティブロースターを確認したところ、昨年同様、捕手登録ではあったが、昨年以上に登板の機会が増えるのではないかと今から楽しみ♪

捕手から投手の転向といえばLAのケンリー・ジャンセン、元CA・ANA、DET、STL、TBのトロイ・パーシバル辺りが思いつくが、彼はこのまま捕手登録のままかな?


しかし、あくまでもクリスチャン・ベタンコートはバックアップ要因での投手・野手兼任(捕手でそれやってるんで、それだけでもスゴイことには変わりないが)、投手としてローテーションの中核をを担い、野手として3番打者を担う、北海道日本ハムの大谷翔平選手は、とんでもない選手だなぁ~と再認識したわ