韓国ドラマ 正祖暗殺ミステリー8日(全10話) 2007作品
1795年(正祖19年)正祖は、父(サド世子)の死後迎えた還暦の祭祀を行うため、母(ヘギョン宮)とともに墓のある華城へ園幸(ウォネン=王が宮廷外へ旅すること)する8日間の出来事。警備同行する、老論僻派は兵曹判書のシム・ファンジを中心にこの8日間を利用し王の暗殺を企む。刑曹参議のチョン・ヤギョンは、暗行御史(アメンオサ=王が地方に密使として派遣した官吏)と共に暗殺阻止のため頭を巡らせる。正祖は父の死を老論派の陰謀だと思っていた。そして母が父の死を前に、それを止めようともせず、涙も流さなかったことを不審に思っていた。正祖はこの8日間を通じ、「父について何も知らぬことは情けないこと」との思いで、母に父の死の真相を問いただして行く。展開が速く緊迫感のある筋仕立てです。影絵のタイトルロールもミステリー感を出しています。
正祖は老論派ばかりでなく、対立する少論派や南人派からも人材を登用しました。領議政(ヨンウィジョン)の蔡済恭(チェ・ジェゴン)は南人派の儒学者で、丁若(チョン・ヤギョン)は刑曹参議など要職を務め、水原華城を設計、建築した学者ですが、正祖が亡くなった後僻派の粛清で流刑に処されます。
派閥 西人派ー老論派ー僻派(サド世子の事件を正当化する論派、英祖を擁立した。)
西人派-少論派+南人派ー時派(サド世子の事件は間違いとする論派)
ここからは結末ですので、見終わった後で読んでください。
暗殺を免れた後、正祖と母は祭壇の横で祭祀を待つ。そこで母は真実を語る。
ヘギョン宮「サド世子は民からの信頼が厚く、名君になるだろうといわれていたが、老論派に反旗を翻したため狙われた。私は夫か息子のどちらか捨てなければならない状況に置かれた。夫を捨て息子を助けるという決断をした。」
正祖「老論派の母を追い出さず、父自身が犠牲になったのはなぜか。」
ヘギョン宮「あなたを愛していたから。あなたを守るためです。サド世子にとって私は一人の母でしかなかった。」
正祖は、この園幸で父母の真実の思いを知り、長いわだかまりが消えます。史実上名君と言われる正祖は、5年後不審な死を迎えます。改革も半ば、49歳の若さです。
先週はこのドラマの鑑賞で終わりました。
1795年(正祖19年)正祖は、父(サド世子)の死後迎えた還暦の祭祀を行うため、母(ヘギョン宮)とともに墓のある華城へ園幸(ウォネン=王が宮廷外へ旅すること)する8日間の出来事。警備同行する、老論僻派は兵曹判書のシム・ファンジを中心にこの8日間を利用し王の暗殺を企む。刑曹参議のチョン・ヤギョンは、暗行御史(アメンオサ=王が地方に密使として派遣した官吏)と共に暗殺阻止のため頭を巡らせる。正祖は父の死を老論派の陰謀だと思っていた。そして母が父の死を前に、それを止めようともせず、涙も流さなかったことを不審に思っていた。正祖はこの8日間を通じ、「父について何も知らぬことは情けないこと」との思いで、母に父の死の真相を問いただして行く。展開が速く緊迫感のある筋仕立てです。影絵のタイトルロールもミステリー感を出しています。
正祖は老論派ばかりでなく、対立する少論派や南人派からも人材を登用しました。領議政(ヨンウィジョン)の蔡済恭(チェ・ジェゴン)は南人派の儒学者で、丁若(チョン・ヤギョン)は刑曹参議など要職を務め、水原華城を設計、建築した学者ですが、正祖が亡くなった後僻派の粛清で流刑に処されます。
派閥 西人派ー老論派ー僻派(サド世子の事件を正当化する論派、英祖を擁立した。)
西人派-少論派+南人派ー時派(サド世子の事件は間違いとする論派)
ここからは結末ですので、見終わった後で読んでください。
暗殺を免れた後、正祖と母は祭壇の横で祭祀を待つ。そこで母は真実を語る。
ヘギョン宮「サド世子は民からの信頼が厚く、名君になるだろうといわれていたが、老論派に反旗を翻したため狙われた。私は夫か息子のどちらか捨てなければならない状況に置かれた。夫を捨て息子を助けるという決断をした。」
正祖「老論派の母を追い出さず、父自身が犠牲になったのはなぜか。」
ヘギョン宮「あなたを愛していたから。あなたを守るためです。サド世子にとって私は一人の母でしかなかった。」
正祖は、この園幸で父母の真実の思いを知り、長いわだかまりが消えます。史実上名君と言われる正祖は、5年後不審な死を迎えます。改革も半ば、49歳の若さです。
先週はこのドラマの鑑賞で終わりました。