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趣味中心の私の備忘録です!!

正倉院の世界 東京国立博物館

2019年11月22日 | 展示会・歴史ロマン

11/21 東京国立博物館の「正倉院の世界」特別展へ出かけました。

   

2週間前にも見に出かけましたが、この時は日差しも強く1時間半待ちだったので、

並んでる時にめまいが起きたらと心配で、常設展だけ見て帰りました。

 

今日は30~40分待ちだったので、今日逃したら見られないと並びました。

   

 

天皇即位の時の儀式には、違和感を覚えつつも、

奈良時代の聖武天皇の頃のものが、

大事に保存され残っているのは誇りに思っていいことと思ってます。

 

古代インド由来の五絃琵琶

白蝶貝をち密にちりばめた技術(裏も全面に貝ちりばめた技術に驚きました)

   

古代ペルシャが由来の四弦琵琶(裏側)

   

実際に弾くためのものではなく、天皇家や貴族の権威の象徴としての持ち物だったでしょうね。

撮影OKはこの2点の模倣品のみでした。

 

展示物は

聖武天皇直筆の巻物(字がきれい)、螺鈿の八角鏡(白蝶貝、宝石で装飾)

酒宴で舞う時のお面、銅製の水差し、香木、左右対称の敷物 など

貴重なものばかりで、こんなにたくさん展示されることはないのではないかと?

 

奈良時代には、こんなに素晴らしい技術力を持っていたとは!!

唐からやってきた技術者もいたでしょうね!!

ほんとに、素晴らしいの一言です。

 

 


北斎とジャポニズム展へ

2018年01月12日 | 展示会・歴史ロマン

昨年のすみだ北斎美術館・太田記念美術館に続き国立西洋美術館の北斎の特別展へ。

 

☆「北斎とジャポニズム展」 ~2018/1/28迄 国立西洋美術館 ☆

明治維新の開港で多くの外交官や商人がやってきて、

帰国の時には浮世絵・陶器・書物などを自国に持ち帰ります。

そうしたものが、見聞録の押絵になったり商人の手で売られたりして、

上流社会や芸術家は手に取って見ることができたでしょうね!

 

特に葛飾北斎の作品は数も多く、絵を描くお手本の「漫画」には自然界の動植物から幽霊まで描いているし、「富嶽三十六景」の遠近法は、印象派のセザンヌ・モネ・ドガなどに影響を与えたようです。

 

今回の展示では、北斎の絵と西洋画家の作品・陶芸品・木工品を対比させて見られるようにしてあり、「まったくそっくり!」というのもありました。

対比作品が220点も展示してあるということで、人気の展示ですし来館者も多くつかれました。

 

漫画絵から似ても似つかない傑作が・・・

お相撲さんの後ろ立ち姿がドガの「踊り子」に、

     

大きな荷物に寄りかかって休んでる男の絵がカサットの「肘掛け椅子の少女」に、

  

     

当時の絵には気持ちが緩んで見える人物を描くことななかったとか!

驚きがいっぱいでした。

  

 


太田記念美術館 北斎の浮世絵企画展

2017年10月20日 | 展示会・歴史ロマン

雨続きの合間を狙っていきました(朝、夕は降ってましたが)。

「太田記念美術館」、場所は原宿ラフォーレの前です。

   

「葛飾北斎 富嶽三十六景」の企画展 9/30~10/29 まで、

全46作品が展示されてます(売れ行きが好評で10点追加になったそうです)。

人々の生活の場から「こんな風に富士山が見えたらいいなぁ」と想像して描いた絵もあります。

樽の間から、墨田川にかかる橋の下から、斜めにした木材の間から見える富士山など微笑ましい。

記念に、シールを買いました。

   

太田記念美術館には12000点の浮世絵を所蔵しているそうなので、

何度も足がむきそうです。(今まで知らなかったの残念でなりません)

 

明治神宮の菊花展にも。

   

   

   

原宿は外国人観光客が多いですね。歩きにくかった・・・。


すみだ北斎美術館へ

2017年09月21日 | 展示会・歴史ロマン

相撲本場所中の両国駅から、私の足で12分位の北斎美術館へ。

両国国技館(のぼりがにぎやか)に東京江戸博物館(「10/1から改装にはいる)にと、

駅をおりてすぐのところに目立つような大きな建物が。

東京江戸博物館を通リ抜け、公園の横に奇抜な建物がすみだ北斎美術館(図書館併設)です。

設計者はどなた?

  

北斎はこの近くで生誕、美術館は北斎の絵を常設展示してます。

漫画といわれる絵の描き方のお手本や、両国の街を描いたもの、遊女の絵など。

狩野派にも尾形派にも弟子入りしたそうなので、題材も画風も多様。

 

これは「スサノオの命」を描いた絵だそう、油絵のように絵の具をたっぷり載せてる。

  

有名な「富嶽三十六景」の中でも一番の傑作。

常設展の入り口(「神奈川沖の波」、本物はどこに?)

  

特別展「パフォーマー☆北斎」(9/9~10/22開催)

尾張城下で描いた畳120畳のだるま絵(顔の部分のみ描いた原寸大の絵を展示)、

見物人を集め、墨桶や筆を運び細部を描くお弟子さんと共に描いたそうです。

多種多様な題材の北斎漫画の展示。

だるま制作から200年記念企画

  

 

NHKで、同じく絵師であった「北斎の娘のドラマ」や歴史秘話ヒストリアで「北斎の生涯」の放送があったりしたので、前々から気になっていた美術館でした。

私には、北斎といえば「富嶽三十六景」のイメージしかありません。

好奇心が強く(像やラクダやかっぱなどの絵)、師匠として(絵のお手本の漫画絵)の制作、武士や商人に取り入るパフォーマンス(だるま絵)も有りと、こんな人物だったとは!!もっとじっくり鑑賞したいですね、もう1~2度。

次は原宿の太田記念美術館にいってみようと思ってます。

太田記念美術館は浮世絵の美術館だそうです。

(太田記念美術館のことはここで知りました。両館半券で割引入館できるそうです) 

9/30~10/29まで、特別展「葛飾北斎 富嶽三十六景 奇想のからくり」

があるそうなので。

 

追記:9/22(金)NHK8:00

歴史秘話ヒストリアで葛飾北斎に関する放送ありますね。

 

 

 


東京国立博物館 「古代ギリシャ展」へ

2016年08月19日 | 展示会・歴史ロマン

上野 東京国立博物館(平成館)特別展の「古代ギリシャ展」6/21~9/19

ギリシャ国内の博物館の作品325件を新石器時代からローマ時代までを時系列で展示。

ポスターの絵は紀元前17世紀の「漁夫フレスコ画」です。

火山灰の下に埋もれていたそうで、こんなにも鮮やかに色が残ってますね。

    

「古代ギリシャ文明の起源は、紀元前7000年頃に始まる新石器時代にさかのぼる。紀元前3000年頃にはエ―ゲ海の島でキュクラデス文明が花開き、抽象表現の”スペドス型女性像”などの大理石像が生まれた」(朝日新聞 別刷りから)

スペドス型女性像はこちら(紀元前3000年には大理石の加工ができたんですね!) 

       

オリンピック開催中のタイミングで・・・

古代五輪は紀元前8世紀に始まって、とっても盛んだったようです。

紀元前500年頃、ボクシングの絵が描かれた陶器(茶褐色の色がいいですね!)

    

ローマ時代のギリシャをイメージしてしまう、等身大の逞しい裸体の男性の彫刻、ふくよかな女性の彫刻はもちろん、小彫刻、金を多用した冠やアクセサリー類、大小の陶器類もたくさん出土してますね。

素どうりせずに全部に目を通してきましたが、ここ数年の中国文明やインカ文明の展示に比して、興味が薄かったようです。(実際見たのは西安の始皇帝廟だけですので、その点の違いもあるのかな?)

 

夕方も5時になってましたが、金曜日は20時まで開館なようで、

世界遺産に登録された西洋美術館の常設展へ(シニア無料)。

ル・コルビジェ氏&西洋美術館建造物に関する展示がされてます。