2月1日・・・それから・・・

「今日は、お母さんがテニスに行っている間、ティナが赤ちゃんのときにお泊りしたトクホンエースさんの家に遊びに行くお約束をしているのよ」

そうだ・・・

先週の木曜日にエースさんの奥さんと、やさしいお姉ちゃんに偶然会って

そんな約束をしていたのを思い出した。

「エ～ッ、俺も休みで家に居るのになぁ・・」お兄ちゃんが言った。

「予定のハッキリしていない人には合わせられないわ」お母さんはそう言って

「どうせ、家に居ても、寝ているか、ギター弾いているかで、ティナはほったらかしでショ！？」

そうなんだ～

「ティナが居なくっちゃ、俺はもう・・・だめだぁ～！」とか、

「女はティナ以外には考えられない」なんて、いつも言っているくせに、

お兄ちゃんと留守番していている時には、

ティナは一人でリビングの自分の場に寝ていることが多い。・・・

それに、エースさんの家には優しい人がいっぱい居るから、

『早く行きたいな～』と、私は思ったの。


そして・・・

お散歩から帰ってきてすぐにおじゃましたのよ

エースさんの家は、懐かしいような匂いがした。

だけど・・・

優しいお姉ちゃんは学校で居なかった。

でも、おばちゃんと、ティッシュで遊んだり、おやつを貰ったりしてたくさーん遊んでもらったの。

スゴーク楽しかった！！

それから、ホンワリとお昼寝したり・・

とっても幸せな気分だったのよ。

今度は、お姉ちゃんが居るときにも行きたいな～って思っているのよ。

ありがとう



エースさんの家から外に出たとき、

「見てごらん」お母さんが空を指差した。

空にはすごく綺麗な○月が、ピンク色に染まった雲の横に出ていた。

「ティナちゃん綺麗でしょ!　あれがお月様よ」

お母さんはそう言って、家に帰るためにエレベーターのボタンを押した。

2月1日・・・初めての公園

お兄ちゃんも一緒だよ！

大栗川の近くの公園に行ったの。

竹の林の山を抜けたら、広い公園だった。

だーれもいなかったから、紐をはずしてもらったの




「おいで～！」って、お兄ちゃんが言う。

ティナは思いっきり走る。

今度は、ずっと向こうから

「おいで～！」　お母さんが言う。

お母さんの方に向かって、ピョンピョンとびながらティナは走る。

行ったり来たり・・・忙しいけれど

おもしろい！

「おおっ！　コレなら俺は疲れずに、ティナを疲れさせられるぞー！！」

お兄ちゃんは、自分の運動不足を棚に上げて言っている。

だけど・・・

「ティナ～　いいこいいこちゃんだねぇ～」

お菓子をくれたよ！




「それじゃぁ・・・・　　ジャンプ!」

キャハッ！そうきたか

　いくらでも跳んじゃうぞ～



ほーらねお兄ちゃんの腕でも飛び越えられるのよ

「いいねぇ・・・家の近くには遊べる公園や山がたくさんあるわね」

お母さんが言うと、お兄ちゃんが

「明日も学校が休みだから、どこかに行こうね」

『楽しみだなぁ～』