今日もお兄ちゃんはお休みだった。
蓮正寺公園まで、お母さんも一緒にお散歩したのよ。
蓮生寺公園の山は道が細くて、
池や小川やつり橋もあるの。
この前、お兄ちゃんと二人で来た時は、
つり橋を渡ったんだけど、
その時、何にも考えないで歩いていたら、突然地面がぐらぐら揺れたような気がして
ビックリしてお兄ちゃんを見上げたの。
「オオッ!ティナ・・つり橋が恐いのか~?」
「びっくりして、少し固まっただけよ」
本当は恐かったんだけど、強気の私はその時そんなふうに答えたのよ。
今日は、お母さんも
「渡りたい!」と、楽しみにしていたんだけど
つり橋の上には、幼稚園の子供たちでいっぱいだった。
だから・・今日は、つり橋には行かなかったんだ~
公園の中に入ったら、
「ティナを自由にしても大丈夫かしら?」
「車も来ないし、人もいないからいいんじゃない?」
「お兄ちゃんも居るし、家から遠いから・・・勝手に走って逃げないよね~?」
「二人いれば平気さ!いざという時は、ティナのお菓子も持っているし・・・」
そんな相談を二人でしていた後で、紐をはずして自由にしてくれたの。
嬉しくて嬉しくて
クルクル回ったり、ダッシュしたり
小さい小川の中に入ってみたりしたのよ。
水を飲もうとしたら
「だめだよ」
お兄ちゃんが言った。
「ここには、お兄ちゃんが小さいときに”おたまじゃくし”を取りに来たのよ」
「”おたまじゃくし”?なぁに?」
「”おたまじゃくし”はね・・・”かえる”になるの」
「”かえる”??」
「お家で飼っていて、”かえるに”なって、また、放しに来たのよね~」
「”たまちゃん”っていう名前だったのよ」
「春になったら、ティナちゃんも一緒に”おたまじゃくし”探そうね~」
「ウンウン!」
小川の先は急な山道で、階段がずっと続いている。
ティナは先に上ったり、お兄ちゃんや、お母さんのところまで戻ったり、
チョット先で、お座りして待っていたりしたのよ。
山の中には今日も誰もいなかった。
他の人や、犬の匂いがしなかったから
全然恐くなかったのよ。
「こんなお散歩はティナも俺もらくチンだな~。一緒に走らなくてもティナが勝手に走ってくれるもんな~」
お兄ちゃんは自分が疲れないことばかり考えている。
「だめよ!お兄ちゃんも走らなくっちゃ・・せっかく鍛えた筋肉がドロドロになっちゃうよ」
お母さんは、この頃全く運動をしていないお兄ちゃんに
なんだか、ガッカリしているみたいだ。
「すっかり、腑抜けになってる」
そんな風に寂しそうにお父さんと話していた時があった。
野球ってどんなものなのか、写真を見ただけじゃぁ判らないから
ティナもお兄ちゃんの野球をしているところを見てみたいな
蓮正寺公園まで、お母さんも一緒にお散歩したのよ。
蓮生寺公園の山は道が細くて、
池や小川やつり橋もあるの。
この前、お兄ちゃんと二人で来た時は、
つり橋を渡ったんだけど、
その時、何にも考えないで歩いていたら、突然地面がぐらぐら揺れたような気がして
ビックリしてお兄ちゃんを見上げたの。
「オオッ!ティナ・・つり橋が恐いのか~?」
「びっくりして、少し固まっただけよ」
本当は恐かったんだけど、強気の私はその時そんなふうに答えたのよ。
今日は、お母さんも
「渡りたい!」と、楽しみにしていたんだけど
つり橋の上には、幼稚園の子供たちでいっぱいだった。
だから・・今日は、つり橋には行かなかったんだ~
公園の中に入ったら、
「ティナを自由にしても大丈夫かしら?」
「車も来ないし、人もいないからいいんじゃない?」
「お兄ちゃんも居るし、家から遠いから・・・勝手に走って逃げないよね~?」
「二人いれば平気さ!いざという時は、ティナのお菓子も持っているし・・・」
そんな相談を二人でしていた後で、紐をはずして自由にしてくれたの。
嬉しくて嬉しくて
クルクル回ったり、ダッシュしたり
小さい小川の中に入ってみたりしたのよ。
水を飲もうとしたら
「だめだよ」
お兄ちゃんが言った。
「ここには、お兄ちゃんが小さいときに”おたまじゃくし”を取りに来たのよ」
「”おたまじゃくし”?なぁに?」
「”おたまじゃくし”はね・・・”かえる”になるの」
「”かえる”??」
「お家で飼っていて、”かえるに”なって、また、放しに来たのよね~」
「”たまちゃん”っていう名前だったのよ」
「春になったら、ティナちゃんも一緒に”おたまじゃくし”探そうね~」
「ウンウン!」
小川の先は急な山道で、階段がずっと続いている。
ティナは先に上ったり、お兄ちゃんや、お母さんのところまで戻ったり、
チョット先で、お座りして待っていたりしたのよ。
山の中には今日も誰もいなかった。
他の人や、犬の匂いがしなかったから
全然恐くなかったのよ。
「こんなお散歩はティナも俺もらくチンだな~。一緒に走らなくてもティナが勝手に走ってくれるもんな~」
お兄ちゃんは自分が疲れないことばかり考えている。
「だめよ!お兄ちゃんも走らなくっちゃ・・せっかく鍛えた筋肉がドロドロになっちゃうよ」
お母さんは、この頃全く運動をしていないお兄ちゃんに
なんだか、ガッカリしているみたいだ。
「すっかり、腑抜けになってる」
そんな風に寂しそうにお父さんと話していた時があった。
野球ってどんなものなのか、写真を見ただけじゃぁ判らないから
ティナもお兄ちゃんの野球をしているところを見てみたいな