キャンプ物語続続編

『いつもはお客様のことを癒せるように日々努力しているんです。だから今日は私自身が癒されたいの。』と、わたし

『いいよ。僕が癒してあげるから』と、Ｓちゃん。

この景色。ゆったりとした時間。海を見ているだけで癒されます。

人はみな、日々同じことの繰り返し。時間に追われあくせく働いて、くたくたになって・・・

だからこそ、こんな時間を過ごせる事が貴重なのです。


『中学生の頃からキャンプしていたんだ。ＪＲに乗って海まで行って・・・』と、彼ら

『中学生！？へぇ～凄い！』と、わたし

『子供たちが小さいときは嫁さんたち連れてキャンプもしたけれど、今は俺達だけでやった方が気楽だから』と、少し遅れてきた高校教師のＯさん。

『それなのに私なんかが混ざっていいの？』

『いや～全然いいよ。その方が楽しいよ。っていうか、なんか随分前から知っているって感じだね。』と、Ｏさん。

『馴れ馴れしくてすみません。』と、わたし

『すっかり馴染んでいるよね？』Ｋちゃん。

『ホントにそうですね。なんだかわたしも幼馴染って感じですね（笑）』

Ｓちゃんが釣ってきた唯一の魚。ハチガラという初めて聞いた魚。

Ｓちゃんが魚をさばき。Ｋちゃんはイカのゴロ炒めを作ってくれて




『美味しい～　幸せ～　何もしなくて良いなんて最高～！』と、わたし

『ちはるちゃんは、何もしなくていいの。今日はお姫様でいいの。』と、彼たち

こんなおもてなしを受けて良いのでしょうか？至れり尽くせりで・・・

『いや～今日は、楽しいなぁ～』

『ちはるちゃんが来てくれて嬉しいなぁ～』

かつて私の人生の中でこんなに歓迎してもらえる事ってあっただろうかぁ・・・