また猪木 ～身から出た錆

「うち今日は餃子にするけど来ない？ついでに芝刈りもしてかない？」というあたしの卑劣な手に毎回乗ってくれるマット君。

ダニー同様カレーと餃子が大好きみたい。
毎回、気持ちがいいほど沢山食べてくれるの。

今回は更にもう一人職場の独身男子を呼ぶとダニーが言うので、その人もたくさん食べるだろうと予測し餃子を大量生産。

途中、餃子の皮を解凍し忘れただとか、洗面所の掃除を忘れていたとか、洗濯の途中だったとかで一人大騒ぎするあたしと、「何か僕にできることは・・・」と不安げなダニー。

「なんもないよ、邪魔だよ、どいてよ」とは言えないし、かといってダニーが出来る範囲で「じゃぁ、これやって」っていうのもないし。

こういう時って難しいわね。
やりたいのに出来ない人と、頼みたいのに頼れない人との共存。


思いがけずバタバタしたけど、何とか無事に準備完了。
ダニーも嬉しそう。

人が揃い席に着くと独身男子が「僕はお箸じゃなくて出来ればフォークをお願いします」と礼儀正しく申し出たので「あぁ、フォークね。フォーク、フォーク、フォーク」と、日本語で無駄に繰り返しながらフォークを取りに行ったあたしに一同仰天。

どうやら放送禁止用語のファ〇ク近い音を発していたらしいわ。

それだけで赤っ恥をかいたっていうのに、薄ら笑いを浮かべたマット君から追い討ちが。

「ところで11月にあるのは何だっけ？アメリカ大統領・・・・」



　　　　　　　　　




以前あたしがElection（選挙）とErection（勃起）を言い間違えていたことをネタにしようとしているのが直ぐに分かったけど、なんでそれを知ってるのさ？


ダニーのヤツ・・・・


コノヤロー




もう作ってやんないから。