消えゆく霧のごとく(クンちゃん山荘ほっちゃれ日記)   ほっちゃれ、とは、ほっちゃれ!

きらきら輝く相模湾。はるか東には房総半島の黒い連なり。同じようでいて、毎日変わる景色。きょうも穏やかな日でありますよう。

汗だくで要らぬ工作!

2017年08月21日 20時51分10秒 | 生き物
 “壁紙がりがり男”を断固阻止!
 秘密スプレーで徘徊エリアを縮小!


 わがクンちゃん山荘に一匹の迷いオスネコが来りて、早40日を数えることになります。

 このネコさま、もうこれで安心、とばかりに、あたかも大昔から住み着いているかのような“言動”が目に付いて、大いにコンワクする毎日です。

 まず、早朝、1階ベランダと室内を仕切る網戸の「元クンちゃん犬出入り口」からいずこへともなくお出かけになり、2、3時間は戻ってきません。そうしてお帰りになっても、あれだけしつこく喚いていた「メシくれ!」がぱったり! 静かなもんですたい。

 どこかで朝メシをもらっている気配なんですが、そんなことがあるのかどうか。もし、あるなら、そこんちにとどまって、こっちへ帰ってこないでもらいたいのですが…。

 それから、抜け毛が困る。さらに、あちこち、どこでも構わず壁紙に爪を立てて磨くこと! これも困る。

 で、きのうは、とうとう重い腰をあげて本拠地防衛のための“要らぬ工作”に、無い知恵をしぼることになってしまいました。

 まず、カインズホームという量販店のペットショップなどに行って、それらしきものを買い求めてきました。

 「ちょっと壁紙」という補修用の少量の壁紙、「つめとぎ」という再生段ボール製品、それに「犬猫用しつけ剤エアゾール」という噴射式スプレー。ドイツもイタリアも、おらにはまったく不要の品々なのであります。

   これが段ボール製つめとぎ   こっちは秘密のエアスプレー

  で、工作の手順をかいつまんで。
 まず、手製のちゃちな折りたたみテーブルで、板が反り返っちゃって使い物にならなくなったやつがあったので、これの足を外す。
 そこに 「ちょっと壁紙」を貼る。結局2枚入りの2枚とも貼った。 
 そして、「つめとぎ」を右手に配置、壁紙でも「つめとぎ」でも、好きなほうでやってくれ!というわけです。
 さらに、壁紙にも「つめとぎ」にもネコの大好物という「またたび」とかいう粉を塗りつけて、突っ張り棒とヒモで壁に立てかけました。
 この場所は最も頻繁にひっかく場所であり、立てかけた場所以外で、これまでにがりがりやったことがあるところには、ネコが嫌いなスプレーを散布しました。
 ふと思いついたのは、2階に上がる階段の要所要所にも、このスプレーをたっぶり吹きかければ、2階に上がって来ないのでは?
 そのとおり、吹きかけてやりました。

 そうして、出来上がった新設つめとぎプレイスが下の画像! なんや、テクテク式工作っぽいじゃねーか、などと言わないでね!

  
   知らんぷりで寝ているやつがいます!こぼれたマタタビをなめて大満足の様子

 こうして、ひと晩たち、きょうの午前中は何事もなく過ぎ、これは奏功したな、とほくそ笑んだことでしたが、


 これが大失敗!

 午後3時ごろ、ふと気が付くと定位置の布団の上に、いつのまにかだらーっと寝ているネコがいるではありませんか!
 階段のステップへのスプレー散布は短時間の効果か、効果なし、かのいずれのようです。

 そりゃ、そうか。ネコは一瞬のうちに階段なんか跳びあがってくるんだから、ニオイなんか感じるヒマねーよな!

閲覧注意! 土龍、暁に死す!

2017年05月08日 15時38分50秒 | 生き物
     閲覧注意!(画面最下部に、ご遺体の画像あり) 
   朝陽を浴びると死んでしまうのか?!


 ここ2週間ぐらいの間に2度、朝、庭の芝生部分にちっちゃなネズミのような生き物が死んでいるのに気がつきました。
 初めは仰向けにひっくり返り、二匹目はうつぶせのまま動かなくなっていたのです。
 体長7センチほど。

 あるのかどうかわからない目を別にすると、ゲームセンターなどに置いてある「モグラたたき」のモグラにそっくりです。
 
 初めて見たのですが、これは、どういう種類かわからないけれども、とにかくモグラ(土龍)なのだと思いました。夜中にトンネルの外に出てきて、なにかの理由で戻れなくなり、うろうろしているうちに朝陽を浴びると死んでしまう、という因果な話を聞いた覚えがあります。

 で、暁に死んだ二匹は、庭の隅に小さな穴を掘って、別々に“埋葬”しました。

 ところが、今朝、またまた一匹のモグラが同じ芝生エリアでひっくり返っていたのです。
 前の二匹と同様、ご遺体は傷んでおらず、ツチノコの仕業ではないようでした。
 今回は念のために撮影してのち、また別のところに葬りました。

 しかし、三度も続くとちょっと気持ちが悪い。そこで、ネットで検索してみました。
 すると、体長7センチぐらいのモグラは、「ヒメヒミズ」という種類のようで、トンネルは掘らず、落ち葉の下などで生活している、というのです。(ウィキ「日本のモグラ」https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%82%B0%E3%83%A9#.E6.97.A5.E6.9C.AC.E3.81.AE.E3.83.A2.E3.82.B0.E3.83.A9)

 それはそれでいいのですが、おれんちでちょいちょい死んどるのは、どゆわけ? とさらに調べていくと、
「モグラが地上で死んでいる例が時々見られ、「太陽に当たって死んだ」とされ、モグラは日光に当たると死ぬと言われてきたが、それは誤りである。モグラは普段地中に住み、地上はめったに出てこないため「太陽に当たって死んだ」と誤解されたのだろう。[10]。実際にはモグラはしばしば昼間でも地上に現れるが、人間が気付かないだけである。死んでいるのは、仲間との争いで地上に追い出されて餓死したものと考えられる。モグラは光を認識しないため、明るいところで飼育することも可能である[10]。」とありました。ウィキ本文から引用。

 つまり、太陽光線で絶命することはなく、暁の死は、仲間内の抗争によるものらしいというのです。

 というわけで、よくわかりませんが、おれんちの庭で仲間喧嘩はたいていにしてもらいたいものです。

 
 ずっと下に、今朝発見のヒメヒミズさまのご遺体画像あり。













   

去年の12月13日にも “大鹿♂さま”に遭っていた!

2016年12月14日 10時41分19秒 | 生き物
 きのう13日は、可もなく不可もなく、つまり何事もなく夕方に至りましたが、鬼蜘蛛ブログ削除拒否関連の記事、鬼蜘蛛ねえさんとの電話での会話内容を書きました。
 
 その後、いつもの如く夜のそぞろ歩きに出ました。必携は、懐中電灯とガラ携。
 携帯は、例えば歩いているうちに腰を抜かしたり、転んだまま動けなくなった場合、夜に山の中を歩いているヒトなんぞまずおりませんから、この季節では凍え死ぬこと間違いなく、そんな場合に助けを呼ぶのに不可欠なんです。

 昨夜の散歩の途次、ある場所まで行きましたら、左手の笹の斜面からガサガサという音とともに大きな角を持つオス鹿が道路に下りてきました。クンちゃんなど目に入らぬようで、悠然とした足取りで目の前を横切っては右手の斜面へ消えて行きました。
 急いで“大鹿♂さま”を撮影しようとガラ携を構えましたが、もう遅い!
 このへんでしばしば見かける鹿はだいたいメスか母子で、遭えばすぐ逃げていきます。目の前にあらわれることはまずありません。

 
 で、実は話はこれからで(スイマセン!)、今朝、要らんものばっかで、うれしいお知らせなどとんと届かぬわがメールをあけてみましたら、☆goo[ブログ]92freeediti​on44 さんの1年前の記事(2015.12.13​) というのが着信していました。(これがうれしいお知らせというわけではありません!)それをクリックしてみたら…。

 なっ、なんと去年も同じ12月13日の夜、このお方かどうか定かではありませんが、まったく同じ場所で大鹿♂さまに遭っていたのであります。そこで、過去記事を再アップしてみました。


  過去記事2015-12-13 22:57:04
  うーん、たいしたタマ! たまげた!

 逃げも隠れもしないおっつあん鹿!
   結局は立ち去ってくれたけどね


 おとといはとんでもない風と雨でした。
 ほんと、おっとろちい大風でクンちゃん隠居小屋なんぞ、今にもぶっ飛びそうな風の勢いでした。
 これは全国的にも大変な様子だったらしく、みなさまにもお見舞い申し上げます。

 それとはあまり関係ないんですが、さっき熱海の某JAZZセクションから帰る道、小屋の近くまで来て、何箇所かある大きな曲がり角のところに来たら、普段はあまり見かけない牡鹿(立派な角があります。ふつう見かけるのは角のない雌鹿。角のあるなしが人間と正反対ですね!)がいっちょ、車の前に立ちはだかり、こっちを睨みつけたまま動かない!
 ライトを上向き下向きにカチャカチャしても、鹿と、でまったく動こうとせんのですう。

    

 携帯を取り出して、なんちゃら操作をして、おもむろにフロントガラスごしに撮影にかかってもまったく動かん、のですわぁ。
 おそらく3分か4分程度はにらめっこしてたんでしょうけど、それがかなりの長さに感じるほど、こっちが焦ってたようです!

 やがて先様は何事もなかったように、ゆうゆうと左手に立ち去っていき、
 クンちゃん人も何事もなかったふりをして、ほうほうのていで小屋まで帰ってまいりました!ちゃんちゃん!

    



どこから来るのか、ハクビシン!(ロンドンぎつね③の増補あり)

2016年10月26日 10時33分51秒 | 生き物
       2016 ハクビシンの大当たり年!
     当地でも、横浜でも、あちこちに



 久しぶりに強い朝日がさし込んできて、目が覚めました。
 きょうは日中、28度にもなるという!

 朝めし前に、少しばかり近所を歩きました。
 ここらへんでは、鹿やイノシシにはちょいちょい出会っても、ヒトにはめったにお会いしません。

        庭におでましの伊豆ザル

 ところが、今朝はめずらしくちょっとだけ顔を知っている古手のヒト、某OBAーに出会いました。

 「もう、3年にもなるかしらね、おさびしいでしょう」とおっしゃる。

 ははぁーん、2年前の6月に死んだクンちゃん犬♂のことだな、と直感。

 「なかなかさびしいことです」と、ややしんみりと返す。

 すると、急に我が意を得たり、といった風情で、「どなたか後添えをおもらいになったらいいでしょうに」と、とんでもないことを言い出す。
(このへんに常住されている方々には、旦那に先だたれて一人暮らしになったOBAーさまがたくさんいて、元の住まいは売り払っているため、やむなく山中にとどまっているワケです。だいたい80歳代以上ね。 )

 なんか勘違いしているなと思いつつ、「いずれにしても、あなた様は結構!」と喉まで出掛かりましたが、いちいち身の上を説明するのも面倒。「いやあ、とても、とても…」と、そそくさと立ち去ろうとすると、背中から、「この夏は、ずいぶん**さんのところをお助けになったそうじゃありませんか、ハクビシン退治で!」と、のたもう。

 ほうほうの態でさよならしましたが、**さんというのは、うちの5、6軒上におひとりで住んでいる別OBAー(80歳代)。
 この夏、**さん方の屋根裏にハクビシンが入り込んで大変な騒ぎになった、という話を後日談としてご本人から聞いたのは確かですが、別にお助けも何もしていないのです。ひまなOBAーたちってのは、いったい何を話しているやら!

 その**家のハクビシン騒動については、じぇれまいあさんのブログ「Jolly Good!Jolly Baking & Cooking」にコメント投稿していますので、ちょっとご覧ください。横浜郊外あたりでも、ことしはなぜかハクビシンがちょいちょい出没したようです。
   横浜のハクビシンはこちら
 
 驚いたことに、クリックするのが面倒という方が多いので、クンちゃんコメントの骨子を以下に掲載しておきます。

 【当地はいま、「奥山の紅葉踏み分け鳴く鹿の」かなりうるさい声に秋の深まりを感じております。
  さて、この夏、5、6軒上に一人住まいのOBAーさんに聞いた話。天井裏から誰か人でもいるかのようなかなり大きい音がする。ガサゴソ動き回る。気持ち悪いので、管理事務所の人に来てもらってあちこち天蓋を開けてもらったが、シーンとしちゃってようわからん。専門業者に来てもらって捕まえると、どこから入り込んだのかハクビシンだったというのです。10万円超のお金がかかり、「ほっとくと子どもが生まれ、もっと費用がかかりましたよ」とか言われ…。とんだハクビシン騒ぎでした。】

   じぇれまいあブログはクッキング中心の内容ですが、興味深い他の分野の過去記事も多く、特にロンドン郊外にお住まいの娘さん方の庭先にあらわれるキツネの画像には、こころが弾みました。
   ロンドン郊外のキツネ①はこちら
   ロンドンギツネ②はこちら
   ロンドンギツネ③はこちら