消えゆく霧のごとく(クンちゃん山荘ほっちゃれ日記)   ほっちゃれ、とは、ほっちゃれ!

きらきら輝く相模湾。はるか東には房総半島の黒い連なり。同じようでいて、毎日変わる景色。きょうも穏やかな日でありますよう。

パクられてる間に死んでもゼニは残るが、ネパール人はダメ!

2023年03月26日 13時22分49秒 | 困ったチャン

       刑事事件で 拘束中の死亡

   日本人なら4300万円残せた!けど

   ネパール人なら相互協定とやらで100万円

    めっちゃ変わる命の値段!!

 

その①

服役中の死亡で和解

国側がほぼ満額の賠償金

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6年前、ロックバンドのボーカルだった男性が服役中に死亡したのは、刑務所が適切な医療を受けさせなかったことが原因だと主張して遺族が国におよそ4300万円の損害賠償を求めた裁判で、国がほぼ満額の賠償金を支払うことで7日、和解が成立しました。

ロックバンド「THE FOOLS」(ザ・フールズ)のボーカルだった伊藤耕さん(当時62)は、2017年、覚醒剤取締法違反などの罪で空知の月形町にある刑務所に服役中、体調不良を訴えて倒れ、その2日後に死亡しました。
これについて遺族は、「刑務所が適切な医療を受けさせなかったことが原因だ」と主張して、国に損害賠償を求める訴えを東京地方裁判所に起こしていました。
裁判で国は「対応に問題はなかった」と争っていましたが、遺族側の弁護士によりますと、裁判所から国に過失があるという前提での和解を促され、国がほぼ請求どおりの4300万円の賠償金を支払うことで7日、和解が成立したということです。
この裁判では、最初に診察を行った町立病院を運営する町との間でも、町が50万円を支払う内容で去年、和解が成立しているということです。

原告で妻の伊藤満寿子さんは「和解の内容についてはよかったと思うが、夫はもうすぐ出所する予定だったので、気持ちを思うと胸が詰まる。国は受刑者をちゃんと人間扱いしてほしい」と話していました。
遺族側の島昭宏弁護士は「満額を支払う内容の和解で、国が全面的に過失を認めたとしか考えられない。刑務所や入管施設での対応についてさまざまな問題が指摘されているが、このケースもその1つとして多くの人に知ってもらいたい」と述べました。

和解の成立について法務省は「今後とも被収容者の健康管理には万全を期するとともに、適切な医療の実施に努めていく」とコメントしています。

出典服役中の死亡で和解 国側がほぼ満額の賠償金|NHK 北海道のニュース

 

その②

命の値段”わずか100万円 

留置場で拘束され死亡したネパール人男性の裁判 

警視庁側に賠償命令も残る疑問

3/26(日) 6:01配信 

TBS NEWS DIG Powered by JNN

 

「馬鹿にしてんだろ!静かにしろ!」警察官が怒鳴り声をあげて、男性を羽交い絞めにする様子が監視カメラの映像に残されていた。男性は、ネパール人のアルジュンさん(当時39)。2017年、警視庁で取り調べを受けていたアルジュンさんは、「戒具(かいぐ)」と呼ばれるベルト手錠などで身体を拘束された。2時間に及ぶ拘束の直後、アルジュンさんは突然意識不明となり、死亡した。

【写真を見る】“命の値段”わずか100万円 留置場で拘束され死亡したネパール人男性の裁判 警視庁側に賠償命令も残る疑問

遺族は「不当な身体拘束が原因だ」として東京都などに対し損害賠償を求める訴えを起こした。2023年3月、東京地裁は東京都の過失を認め、賠償を命じる判決を出した。しかし、賠償額はわずか100万円だった。妻と一緒に日本で暮らすことを夢見ていたアルジュンさんは、なぜ命を落としたのか。そして、なぜ賠償額は低く抑えられたのだろうか。

■戒具で2時間拘束 

手錠外した直後に死亡 2017年3月、アルジュンさんは、拾った他人名義のクレジットカードを所持していたとして、占有離脱物横領容疑で逮捕された。アルジュンさんは嘔吐を繰り返し、病院で「急性胃腸炎」と診断されたが、勾留は続いた。問題が起きたのは、逮捕翌日の朝だ。警察官が布団の片付け方について指示をするが、日本語がよく分からないアルジュンさんは、開いていた扉から部屋を出て廊下へ。警察官が部屋に連れ戻そうとするも、鉄格子にしがみつくなどして抵抗した。 警察官 「静かにしろよ、おらぁ。おらぁ。馬鹿にしてんだろ!静かにしろ!」       (都が裁判で開示した映像を弁護団が書き起こし) 警察官は、アルジュンさんを羽交い締めにして引き倒し、保護室に連れて行った。保護室では10人以上の警察官がアルジュンさんを取り囲み、手首、膝、足首の3か所を拘束した。使われた戒具は、ナイロン製のベルト手錠と捕縄という拘束用のロープだ。 アルジュンさん 「苦しい、やめて、やめて、やめて」「痛い、痛い!」 ネパール語でこう叫んでいたというアルジュンさん。遺族側の通訳によると最上級の敬語を使い「私は合掌してお願いします、聞いてください、旦那さま」と発していた。だが、その場に通訳はいなかった。警察官は何度か捕縄を締め直し、拘束は2時間にわたり続いた。そして、アルジュンさんは足首の戒具をつけたまま、手首と膝の戒具を一端外された。手首は赤黒く膨張していたが、この時点で医療措置がとられることはなく、護送用の手錠にかえられ、車椅子に乗った状態で東京地検に送られた。取り調べが始まり、片方の手錠を外された直後に、意識を失い、まもなく死亡した。

■絶望する妻「死亡を伝えられた日の記憶ない」

遺族は、国と東京都に対し約6200万円の損害賠償を求めて提訴した。2011年「技能」のビザで来日し、ネパール料理店でコックとして働いていたアルジュンさん。一時帰国した後、2016年に再来日した。ネパールにいる妻を日本に呼び寄せようと働いていたが、2か月ほどで料理店を解雇されてしまう。逮捕時は無職で、ホームレス状態だったとみられる。ネパールで暮らす妻のアンビカさんが、JNNの取材に応じた。 アンビカさん 「人生で起きたほとんどのことを思い出せますが、夫が亡くなった知らせを受けた日については記憶がありません」 アルジュンさんは亡くなる2日前、電話でアンビカさんに対し「私は元気です、心配しないように」と伝えていた。元気だった夫の突然の死。アンビカさんは「何が起きたのか全く理解できなかった」し、「生きているのが本当につらかった」と語る。 アンビカさん 「穏やかな性格で、周囲とも仲が良く、何一つ欠点が見当たらない夫でした」 「幸せを求めて渡った日本で、夫はなぜ命を落としたのか」。真実を知りたいと願うアンビカさんの思いにこたえようと、日本にいる支援者たちが裁判の資料集めに奔走したという。

 ■警察の留置 戒具による拘束後の死亡相次ぐ

戒具での身体拘束をめぐり、容疑者が死亡するケースは後をたたない。2022年12月4日、愛知県警岡崎署に勾留されていた40代の男性が、ベルト手錠などの戒具で拘束された後、急死した。拘束はのべ140時間以上に及んだ。また、同年12月17日には、大阪府警浪速署で勾留中の40代の男性が死亡した。男性は、自殺をほのめかしたことなどから、2日間にわたって計約4時間、戒具で身体を拘束された。そして、拘束が解除された9時間後に意識を失った。警察は「戒具の使用は適切で、死亡との関連はないとみられる」としている。アルジュンさんの裁判で、遺族側の代理人をつとめる川上資人弁護士は、こう指摘する。


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