思い当たる不思議なめぐりあわせ
逆に回ったとしてもおかしくはない。
いくらか人生観が変わったかもね
というわけで、おらの大腸がんは「治った格好」になって、一応の落着を見たのであります。
しかし、今になってみるといろいろな思いが残っているのです。
わからんことがあるんだ、おらには 3年前の2月12日にY医院で大腸内視鏡検査をやって、憩室とポリープがひとつだけ認められ、ポリープの検体精査の結果「良性」と判断された記憶は確かにあるのです。ところが、①なぜ、そのときに検体採取をしながら、全体を切除してもらえなかったのか、②なぜ、以後、毎年1回程度の経過観察内視鏡検査をやりなさい、とのお勧めとか指示をいただけなかったのか、という点が釈然としないのです。
①は、その当時は、現在のように、あまり大きく育っていないポリープを取ってしまう、ということは例外的だったのだろうか? このときおらは鎮静剤で初めから終りまで眠っていたので、ポリープを切除することにつき本人の同意が得られてなかったということになります。それで、取り去らなかったということなのでしょうか?
わからん!
②は、今後の経過によく気をつけろや、そういった趣旨をひと言言っていただいておれば、と思うのですが、そんなことは言われんでもジョーシキ!つうことなんですかね。これも、わからん!
結果がまあまあオーライだったので、なにかしようとは思わないのですが、仮に第4ステージに立ち至っていたとすれば、文句のひとつも言いに行ったかも知れません。もっとも、先方は②については、「言った」「言った」とおっしゃるでしょうけどね。
禍福はあざなえる縄のごとし、か それはそうとして、今回の経緯には、なんとか転じて福と為す、つうこともあったのです。昨年11月の4日とか5日とか、そういう時期に、おらは埼玉に戻り、N内科クリニックを受診しました。自治体が毎年やっている健康診断とインフルエンザのワクチン無料接種を受けに行ったのです。
ところが、どうも熱っぽいと思ったら、受付時の検温で36・9度の発熱があったのです。で、健診もワクチンも、両方とも断られちまって、まったくの無駄足で伊豆に帰ってきました。しかも、クリニックから埼玉の自宅に帰った際に検温したら、な、なんと36・5度の平熱に下がっていたのです!
あとで何人かの人に聞くと、そんな微熱なのにおかしいわ、という人ばかりでした。診察を断られる発熱水準は37・8度だというのです。おらはそんなことは知らないものですから、珍しく、「はい、はい」と素直に引き下がってきましたが、あとからムッときましたね、ムッと。
んで、しゃあないので、1か月後の12月3日にまたまた埼玉に戻ってNクリニックを受診しました。ワクチンは払底していて無しでしたが、健診と大腸がん潜血反応検査の検体を2パック提出しました。この検体は、実は個人的な都合で両方とも同じ日の“産物”だったことは既報のとおりです。ですから、両方とも陽性であることに矛盾はなかったのでした(笑)。なお、どうしても産物を生み出せないので、愛犬のものを持っていったら、大変な事態を招いて大目玉を喰ったというヤツの話を聞いたことがありますが、ほんまかいね?
ここで、おらがみなさんにお知らせしたいのは、1回目の断られた受診の際には大腸がん検診はやるつもりがなかったということです。というのは、健診受診時に申し込み、後でまた検体を提出しに行かなくてはならないからです。2度手間なのです。また、これまで何回も何十回もずーっと陰性でしたので、今回はいいや、とも思ったのです。
それが1回目を断られ、どうせ2回目にまた来るなら、検体も一緒に持ってくりゃええわ、と思いいたり、気が変わりました。次回に来るときに検体を持参することにしたのです。
もし、1回目に、「微熱ですね、でもいいでしょ、OKですよ!」なんぞと言われていたら、大腸がん検診を受けるのは早くとも次回、つまり今年の11月とか12月ということになっていたはずです。がんの育つ割合は、一説に一年で倍、といいますから、今回切除した早期がんは大腸の外へまで滲出し、ほかにも転移していた可能性はかなりあると思います。
今回の陽性確認後の受診を早めたのも幸いでしたが、この微熱とNクリニック受付のお方の対応が、当時のおらの思いとは異なり、おらに本当に有利に働いてくれたのでした。
ものごとって、あとになってみないと、ほんまにわかりませんなあ!
そうですか、でも大丈夫ですよ。
いまは腕がたつ医師が多い。うまい具合に取り除いてくださるでせう!。
ひとふんばりです、がんばりませう!