旧清水市の袴田事件
無茶苦茶な証拠捏造事件に終止符を!
袴田事件 再審開始認める 東京高裁
無罪の可能性高まる 57年前の一家4人殺害
犯行時の着衣 血痕「赤み」争点
1966年6月、静岡県・旧清水市で、みそ製造会社の専務一家4人が殺害された事件をめぐって、死刑が確定した袴田巌元被告(87)の再審請求の差し戻し審で、東京高裁は、裁判のやり直し=再審開始を認める決定をした。
【画像】57年前の殺人事件に、改めて司法判断が・・・。二転三転した事件・審理の詳細を、豊富な画像で振り返る
第二次となる再審請求審では、2014年、静岡地裁が、再審を認める決定をしたのに対して、2018年、東京高裁は、一転して、その決定を退けた。ところが、最高裁は、2020年、審理が不十分として、東京高裁に審理を差し戻していた。これで、無罪の可能性が高まったことになる。 差し戻し審の争点は、袴田元被告が犯行時に着ていたとされる、5点の衣類の「血痕の色」。事件発生からおよそ1年2か月後に、会社のみそタンクの中から見つかっていた。確定判決では、衣類に残されていた血痕の色が「濃い赤色」などと認定されていた。 この点について、最高裁は、1年2カ月間、みそ漬けとなっていた血痕に、赤みが残るのかどうか、十分に検討されていないとして、審理を差し戻した。差し戻し審では、弁護側、検察側ともに再現実験を実施。弁護側は「ほぼ黒っぽくなる」と主張、検察側は「赤みが残る」と反論していた。
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