遅々として歩む

最近、この言葉が気に入っている。
遅々として、歩む。
座右の銘にしたい。

教員時代私は「仕事が速いね」と良く言われた。
その事が誇りだった気もする。
けれども、最近、ちょっと変わった。
そんなに物事、慌てなくとも良いのではないか。
もっと、地に足をつけて行きたくなった。
生きたくなったんだなあ・・・と思う。

今年40才になって、最近、ようやく自立の道を考えるようになった。

「40才なんて、そんな遅くまでまあよく、親のすねをかじっていたものだ」
そう言う人もいるかもしれない。それはそれで良い。現実だから。

私はやっと、母から分離したいと思った。
ずっと私は母と共依存の関係だった。母抜きの人生なんて考えられなかった。
最近、考える、よく。
将来、今の家から独立する事。
神様の御心に叶えば、山形の地を離れる事も考えるようになった。
結婚も、真剣に祈るようになった。
別に決まった相手がいるわけではない。
仕事だって、まだ、家事手伝いがやっとすっと。
でも、その私を、受け容れるようになった。受け容れられるようになった。

ひよこはひよこなりに、考え始めた。

今、私の母はしごく元気が良い。
趣味に、ヴォランティアに、習い事にと、元気一杯だ。
母は言う。「お前の未来に不安が無くなった」と。
だから私は家事全般、生活全般、ビシビシ怒る時は怒られている。

けれど

母は安心したからなのだ。私に。それが良くわかる。
その事が嬉しい。

だから、思う存分しごかれたい。
思う存分、行動したい。
思う存分、失敗したい。失敗は行動の結果だもんね
そして、ゆっくりゆったり。
晴れの日も雨の日も
曇りの日も雪の日も（山形だからね）

自分の人生、大事に大切に、イエス様にすがって歩きたい。

遅々として歩いて行こう。