この時期になると、蜜の出る花が貴重らしく
毎朝のようにハヤトウリの花へやってくる蜂がいます。
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「蜜を食べにやってくる蜂だからミツバチでしょ!」と現実から目をそらしていたのですが
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ごめんなさい。私は事実を認められない弱い子でした。
あきらかにスズメバチ!
でもね、仮面ライダーとかゴジラが好きな私としては
必ずしも 「 怪人や怪獣 = 悪い奴 」 ではないように
「 スズメバチ = 危険な奴 」 という決めつけレッテル張りはいけないと思うのです。
という信念のもと調べてみるとスズメバチには主な種類だけでも5種類がいて
攻撃性の高さで並べると
1.オオスズメバチ(Vespa mandarinia japonica Radoszkowski)
2.キイロスズメバチ(Vespa simillima xanthoptera Cameron)
3.モンスズメバチ(Vespa crabro flavofasciata Cameron)
4.コガタスズメバチ(Vespa analis Fabriciusi)
5.ヒメスズメバチ(Vespa ducalis Buyssoni)
という順になります。
消去法で調べていくと
① ヒメスズメバチは腹部の先部分が黒く、比較的簡単にその他のスズメバチと区別する事が出来ます。
オオスズメバチの次に大きなスズメバチですが体が大きい割には大変おとなしく、
巣に近づいたくらいでは攻撃はしてきません。
温厚なスズメバチです。
残念!腹部の先が黄色いのでヒメスズメバチではないようです。ヒメスズメバチであって欲しかった。
② キイロスズメバチは名前のとおり体色に黄色の割合が多くスズメバチの中では小型ですが
気性が荒く、かなり攻撃性は高いため巣の下を通ったただけでも刺されてしまう事があります。
モンスズメバチの特徴は夜間も飛行するという事で、身体的特徴は腹部の縞模様が波打っていることです。
攻撃性が高く、巣に近づいただけで威嚇されることもあり、危険性が最も高い7月から9月ごろでは
モンスズメバチの巣の付近を通っただけで刺されてしまうこともあります。
よかった!腹部の黒色の割合と縞模様の形状からキイロスズメバチやモンスズメバチでもないようです。
でもね、これからが問題だったのです。
危険性1位のオオスズメバチと4位のコガタスズメバチとは身体的違いが少なく見分けが難しいとのこと。
違いは身体の大きさと、頭部中央付近の人間でいうと鼻の部分にあたる頭楯(とうじゅん)の形に違いがあるらしい。
顔の中心部分を確認するには
一秒後には刺されていそうなんですが?
他に判別方法がないものかと調べ続けると
胸部の背中下部にある小盾板(しょうじゅんばん)という部分がコガタスズメバチは真っ黒
オオスズメバチは黄色又は黄色の紋があるとのこと。
「やはり、虫でもヤクザな奴は紋紋背負っちゃうのね!」と思いながら写真を確認していくと
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やほーいっ!うちに来ているのはコガタスズメバチでした!
コガタスズメバチはオオスズメバチよりは小さいが、スズメバチとしては中型です。
性格は比較的おとなしく、個体に近づいても威嚇&攻撃はしてきません。
巣や巣に触れている枝に触れたりしない限りは刺されることもありません。
これがオオスズメバチだったら
オオスズメバチは日本に生息するハチの中で最も大きく危険なハチです。
攻撃性が非常に高く、人が巣の付近まで近づくと、かなりしつこく追いかけてくるうえに、
脚で敵にしがみつき、あごで噛み付いてから何度も刺してきます。
非常に強い毒をもっていて、アナフィラキシーショックだけでなく
オオスズメバチの毒だけで亡くなるケースもあります。
オオスズメバチ怖いですね~
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カマキリが可愛く見えてしまうくらいです。