EFHWのトランスは 49:1/64:1 となる様に 7:1/ 8:1 の巻数比が普通ですがQRP Guys のマニュアルでは 23:3 となっていて 59:1 のトランスを作った。
トラップはQRP Guysのマニュアルによると
20mバンド用トラップはT37-6のドロイドに25回巻きと68pFのコンデンサの並列共振回路で 14.09MHz
30mバンド用トラップはT37-6のトライドに24回巻きと150pFの並列共振回路で9.866MHz
これを元にトラップを作った。
コイルはマニュアル通りに作り、手持ちのコンデンサで
100pFと220pFで69pF
220pFと470pFで150pF
マニュアルにそう様にした。
上記のもので作ったトラップをNanoVNAを使って測定すると
20m用は13.8MHz, 30m用は9.35MHz付近で同調していた。両者とも低めで同調しているが、30m用の低さがちょいと気になる。
とりあえずエレメントのワイヤーを接続して調整してみた。
↑この時は49:1のトランスを使った
(1) 20mバンド用のワイヤー(w1)をつないで、その長さを調整。
(2)20m用のトラップをつなぎ、その先に30m用のワイヤー(w2)をつないで調整。
(3)20mバンドの同調点に大きな変化が無いのを確認してw2の長さを調整した。
(4)30mバンドのトラップをつないで、その先に40m用のワイヤー(w3)をつなぐ。ここで20mバンドに影響はないが、30mバンドが同頂点か下がってしまった。トラップがダメ?
30m用のw2をかなり短くしないといけないのでトラップの再検討要!
と言うことでトラップを作り替え
30mバンド用
T37-6に22tと158pF(220pFと560pF)
このトラップをNanoVNAで測定すると
9.98MHz に同調。
このトラップを使って調整した。
20m/40mバンドはSWRが下がっているが30mバンドは高め。ちょっと不満だが、ここで終わりにしておこう。
なお、カウンターポイズ(3m)を繋いだら外したりしたが大きな変化は無かった。同軸ケーブル10mがカウンターポイズとして働いているか?
以下 2024.11.22. 追記
30mバンドのトラップを改造した。
コイルはT37-6に23回巻き、コンデンサは470pFと220pFで約150pFで10.120MHzとした。
このトラップでエレメントを取り付けて調整した。
①14MHzエレメント-トラップ-10MHzエレメント で10.120MHzに同調する様にエレメント長を調整。
②10MHzのトラップを取り付けると14MHzの影響は無いが10MHzの同調点が40kHz下がって10.080MHz
③10MHzのトラップの先に7MHzのエレメントを取り付けると、10MHzの同調点が更に70kHz下がって10.010kHzになった。10MHzのトラップは以前よりはマシになっているがマダマダ( ; ; )
④取り敢えずこのトラップでエレメントの調整をした。10MHzはトラップから先の影響を受けているので7MHz のエレメントの調整をして終わった。
(結果)
20mバンド(SWR)
中心周波数 14.130MHz(1.44)
30m
中心周波数 10.020MHz(1.6)
40m
中心周波数 7.100MHz(1.38)
NanoVNAでみるとアンテナチューナーを使う必要は無い様です。
以上