無銭業務日誌 - JA6MXU -

No moneyのHamの業務日誌
無線関係の内容が主です。

Multi Band EFHW Antenna(7, 10, 14MHz)

2024-11-06 12:23:00 | アンテナ
 QRP Guys のマルチバンドEFHWアンテナを作った。https://qrpguys.com/qrpguys-multi-band-end-fed-antenna


 トランスはCRKitsのミニワイヤーアンテナを使用した。MiniWire - CRkits共同購入プロジェクト
 EFHWのトランスは 49:1/64:1 となる様に 7:1/ 8:1 の巻数比が普通ですがQRP Guys のマニュアルでは 23:3 となっていて 59:1 のトランスを作った。

 トラップはQRP Guysのマニュアルによると
 20mバンド用トラップはT37-6のドロイドに25回巻きと68pFのコンデンサの並列共振回路で 14.09MHz
 30mバンド用トラップはT37-6のトライドに24回巻きと150pFの並列共振回路で9.866MHz
上の赤字の周波数はこちらのサイトで計算したものです。

 これを元にトラップを作った。



 コイルはマニュアル通りに作り、手持ちのコンデンサで
 100pFと220pFで69pF
 220pFと470pFで150pF
マニュアルにそう様にした。







 上記のもので作ったトラップをNanoVNAを使って測定すると



 20m用は13.8MHz, 30m用は9.35MHz付近で同調していた。両者とも低めで同調しているが、30m用の低さがちょいと気になる。


 とりあえずエレメントのワイヤーを接続して調整してみた。


↑この時は49:1のトランスを使った

(1) 20mバンド用のワイヤー(w1)をつないで、その長さを調整。

(2)20m用のトラップをつなぎ、その先に30m用のワイヤー(w2)をつないで調整。

(3)20mバンドの同調点に大きな変化が無いのを確認してw2の長さを調整した。

(4)30mバンドのトラップをつないで、その先に40m用のワイヤー(w3)をつなぐ。ここで20mバンドに影響はないが、30mバンドが同頂点か下がってしまった。トラップがダメ?
 30m用のw2をかなり短くしないといけないのでトラップの再検討要!

 と言うことでトラップを作り替え
 30mバンド用
 T37-6に22tと158pF(220pFと560pF)

 このトラップをNanoVNAで測定すると 9.98MHz に同調。
 このトラップを使って調整した。









 20m/40mバンドはSWRが下がっているが30mバンドは高め。ちょっと不満だが、ここで終わりにしておこう。
 なお、カウンターポイズ(3m)を繋いだら外したりしたが大きな変化は無かった。同軸ケーブル10mがカウンターポイズとして働いているか?

以下 2024.11.22. 追記
 30mバンドのトラップを改造した。
 コイルはT37-6に23回巻き、コンデンサは470pFと220pFで約150pFで10.120MHzとした。


 このトラップでエレメントを取り付けて調整した。

①14MHzエレメント-トラップ-10MHzエレメント で10.120MHzに同調する様にエレメント長を調整。
②10MHzのトラップを取り付けると14MHzの影響は無いが10MHzの同調点が40kHz下がって10.080MHz
③10MHzのトラップの先に7MHzのエレメントを取り付けると、10MHzの同調点が更に70kHz下がって10.010kHzになった。10MHzのトラップは以前よりはマシになっているがマダマダ( ;  ; )
④取り敢えずこのトラップでエレメントの調整をした。10MHzはトラップから先の影響を受けているので7MHz のエレメントの調整をして終わった。

(結果)
 20mバンド(SWR)
  中心周波数 14.130MHz(1.44)
 30m
  中心周波数 10.020MHz(1.6)
 40m
  中心周波数 7.100MHz(1.38)

 NanoVNAでみるとアンテナチューナーを使う必要は無い様です。

以上





コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Panasonic ES-RT30 電池交換 | トップ |   
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

アンテナ」カテゴリの最新記事