ハミなし頭絡で楽しい馬生活!日本ビットレスブライドル協会

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乗馬の技術について思う事6-駆歩問題

2021年01月23日 | ハミなし頭絡

 元来、駆歩って、歩様の一種に過ぎません。そう大したもんじゃない、筈なんです。なのに、なんでこう駆歩が出ないのか?出そうとすると暴れるのか?跳ねたりなんだり、いきなり暴走したり、乗馬クラブで駆歩のクラスに入る頃、大体危険が5倍増しになり、落馬してケガする、馬が怖くなる、この辺で挫折、というパターンが圧倒的多数じゃないかと思います。悲しい事です。というか、どうにかならんのか?

 ハミなし頭絡を使ってますと、駆歩なんか歩様の一つに過ぎないって、すぐ理解できるようになります。これは人馬共にです。人は安全になり、馬は楽になる。駆歩が楽しくなるために、是が非でもハミを使わないでほしいんですけども。

 駆歩問題は多岐にわたります。えーと始めた頃ってどうでしたっけ?ハミなし頭絡をずうっと使ってますと、駆歩に不安なんか全然感じなくなるから忘れちゃうんですよね。自分の場合は大体こんな感じだったような。これは、自馬なんか持つずうっと前の話になります。

  1. 部班練習で「駆歩クラス」というのがあって、それに参加する。
  2. 最初は1頭立てで、わっかにつくられているコース内を一頭ずつぐるぐる輪乗りで駆歩する。
  3. それから、馬場中級(だったか?)とかなんとかいうクラスで、駆歩をさせたがる指導員がいて、普通の馬場で駆歩する。
  4. なかなか駆歩が出ない馬がいて、その乗り手が焦る、部班がほころび始めて~~、そのうち勝手に走り出す馬、コントロールできない人、が出てくるうわっっっ~~~~暴走!!またはいきなり横っ飛び、で部班がガタガタになり、落馬する人が出てくる。場合によっては救急車。

 こんな調子でしたねえ。こわというか、しゃれにならない。ほぼ毎度こうなんだもの。当時は、「乗馬ってこんなに危険なのか」と思ってましたけど。いやになってたなあ。

 なぜにこうなる?まずは発進。言われた通りに「手綱を引きつつ外方脚を引いて内方脚で押して」全然出ません。これねえ、部班だから、1頭立てでも焦っちゃうんですよ、他の人の練習の邪魔をしてる気分になっちゃって。だもんで、ついつい指示が乱暴になる。馬が「なんか駆歩するんか」となって、まあ駆歩するけど、なにかイラっとすることが起きた時(これは馬にとってです)、カッとなって暴走・横っ飛び・勝手に方向転換等々、となるわけ。というか、そもそも馬にとっては、駆歩自体がめっちゃ嫌な歩様になっているんでしょう。簡単に言うと「駆歩したくないからやらない」ということ。それを無理にやらせるもんでイライラして暴走・横っ飛び等々となる。

 自馬は今は全くそいう事はなくなっちゃったけど、引き取った当初は(そもそも引き取り前は毎度乗り手を振り落としていたそうな)駆歩してる最中にいきなり暴走、という事はよくあった。ハミを使わなくてこれ、理由は何だろうとなったんですけど、どうやら、その理由が「蹄鉄」だったらしいのだ。変な装蹄をされちゃってて(蹄が柔らかいからという理由だったようなんだけど、おそらくその当時から爪水虫に罹患していたと思われる)それが何かの拍子に響いてイタッとなった時にスイッチが入る。蹄鉄を外してから、めっきりそういうことはなくなり、今や暴走なんか全然しなくなったのだが。

 乗馬クラブの馬はほぼ全頭蹄鉄付きだから、もうこれだけで危険スイッチを押してることになります。



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