前回にご紹介した通り、前肢の蹄状況は、あまり芳しくはないんですが、本人が「まあまあOK」と言い始めているようなので、障碍練習復活です。前肢の蹄の方が治りにくいのは、重心が頭の重みの分、前よりになるからです。体重を後肢3・前肢7程度で受けているそうなので。体重をより大きく受けている方がおかしくなるし、治りにくい。
ちなみに、牛は後肢の蹄の方が状態が悪くなりがちなんだそうですが、この理由は簡単で、飼われているのがおおむね雌牛&乳房が後肢よりにあるから。特に搾乳中は頭の重さ<乳房の重さでしょう。従って、重い方を支える蹄が悪くなりがちってこと。
自馬については、左前肢の蹄が一番悪かった。よくなってきたな~~というのは本当に最近の話です。今もこんな感じ。
裂蹄箇所はただひび割れているのではなく、必ず周囲の内側も割れています。いずれ、赤く塗った箇所も落っこちるでしょう。ただ、落ちた時=もういらなくなった時、と判断するべきで、落ちる前に無理に剥がすべきではない。なぜなら、くっついてる限りはボロでもそれなりに体重を支える働きをしているからです。削蹄師はすぐ、こういうのを剥がしたがりますが、見た目綺麗を追及する意味は全くありません。大体剥がす過程でまーた水虫を道具でうつしちゃうんだもの、意味なし。
ということで、こんな蹄を抱えつつの練習。結構やれるもんです。
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