明日は資源ごみの日なので、捨てられるものは捨てようと思い、引き出しや棚を整理していた。
ところが、片隅に眠っていたウォークマンのカセット仕様(1979年製)とMD仕様(2001年製)の二台の骨董品が出てきた。急遽本来の目的から外れて、整備する事にした。もちろんテープやMDの音源は沢山ストックがあるので、音源媒体に心配はないが、普通は大きなアンプを起動して、それぞれのコンポーネントを稼働させて聞いている。しかしちょっと聞くには不便なことも事実。ヘッドホンで聞ければ、ながら作業ができる。
前にDATのウォークマンを整備して聞こえるようにできたので、今回はまずMDウォークマンを整備した。保管状態は良好なので、清掃が完了し、新しい電池を入れて起動。動きそうだ。
そこで、過去にLPレコードからサンプリングした音源を納めたとりあえずのMDを挿入してスタートボタンを押す。
すると、ノイズもなく、BARBARAのDrouotが鮮明に音がヘッドホンから流れる。いい音色だ。四半世紀経った骨董品だが、これならちょっとした原稿を書きながら、音楽が聴ける。
しかし、カセット仕様のウォークマンは、作動して音も出るが、ワウフラッターが出て、動作が少し不安定、流石に半世紀近い代物なので、しっかりヘッドやピンチローラーを清掃して、駆動部分のオーバーホールをしないといけない。今後の楽しみにして、結局断捨離することは諦めた。
ところで、YouTubeには、バルバラのこの曲がアップされているが、和名が「貴婦人」と書かれているものが多い。違うんだよな。このDrouotというのは、パリにあるオークション会社のことで、歌っている内容から貴婦人としたのだろうがちょっとイマイチな気がする。まぁそんな事は、どうでも良く、バルバラの音を簡単に、しかもいい音で聞く事ができるようになった良い祝日になった。