大手の損保会社の広告だが、何を表現したいのか、優等生の文章。デザイナーも、あの事件があってから、リスクを回避したのか、本当に面白くない。
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自宅に戻り、ゆっくり寝ることができ、今朝は綺麗な朝焼けです。上空1000hPa空間の風を見てみると、なんと大陸から風が流れ込んでいる。冷え込んだ理由はこの風だ。
こんな日は、朝焼けが綺麗だ。西の空に、まだ頑張って月が出ているが、若干丸みが欠けてきた。明日は雨かな。穏やかな1日になりますように。
秋の信州。昨日は暑いという感じがあったが、今朝善光寺通りは涼しく快適。
いつもより遅い出発なので、ゆっくりできてこれもよし、人間的な時間が流れる。
今日は白馬を超えて走る。そう、日本海に流れ下る姫川沿いに向かう。
出発前に、コーヒーを飲みながら、Fiorellaの歌声を聴いている。台湾は、台風の直撃を受けてしまった。今日は穏やかな1日になることを願う。
Fiorella Mannoia - Chissà se lo sai
台湾へ直撃の台風を危惧していたら、八田與一さんのことをふと思い出した。
北陸新幹線は金沢まで繋がって、金沢へ行く観光客は多くなった。しかし、観光案内もいろいろ書いてあるが、日本人が忘れてしまった世界に名だたる「八田與一」さんのことはどこにも書かれていない。
明治の終わりに東京帝国大学土木工学を卒業し、台湾で「灌漑の父」や「台湾農業の恩人」として、烏山頭ダムを完成させ人物が八田與一さんだ。台湾の集集大地震の調査の折、台中の飲み屋でも台湾の方も賞賛していたのを思い出した。奥様も金沢出身だと記憶している。
八田さんは、その後南方の戦地に赴き、戦死しているが、奥様も後を追うように、彼の作った用水路で亡くなった。現地には八田さんの銅像が立ち、農民は今でもその恩人たいして礼を忘れていない。もう少し、私たちも先人の事をちゃんと思い出さないといけない。
戦争は、よくないし、してはならない。しかし、戦時中でも台湾の人のために今でもその効用が生きている施設を作ってきた人がいるという事を日本人が忘れてどうするのか。と思った次第。
ただ、金沢ふるさと偉人館という場所があり、そこに八田さんのことが掲示されているという話を友人から聞いたことがある。八田さんだけで記念館ができるくらいの偉人だ。もっと、世界に向けて発信してもいいのではないか。
旅先でも、いつものように目が覚めてしまった。ホテルの枕が柔らかくてちょっと寝苦しかった。起き上がっても、まとわりつくEmmaやLauraがいないので少し物足りない。
台風は勢力を保ったまま、非常に強い台風として台湾の東海岸に近づいて、風速は50mにも達しているので、被害が出ないことを祈っている。日本上空はほとんど停滞した高気圧が位置しているので、どうしても台風はその縁を伝って、北西に進むしかない。
台湾の東海岸は急峻で、背後に高い山がある。だからこの山に湿った空気がぶつかり大雨をもたらす。幾度となくこの地域は台風が襲来し被害も出ている。頼むから、勢力が落ちてほしいと願うのは、源太郎だけではないだろう。
漸く、空が白んできた。今日はこれから常願寺川が平野に流れ出る場所まで行ってきます。まだ紅葉は早いだろうな。