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2020/01/10 三重県玉城町「田丸城跡」を散策する。

2020-01-12 | 尾張文化の会

2020/01/10 三重県玉城町「田丸城跡」を散策する。
 玉城町は初瀬街道(大和と伊勢を結ぶ最古の道)、熊野街道(熊野と伊勢を結ぶ道)が合流して伊勢本街道(大和国と伊勢神宮を結ぶ道)から伊勢神宮へと多くの参宮者が利用したと言われる交差地点に北畠親房が築城した田丸城跡が有り、城跡周辺を散策した。
✿熊野街道道標
 大和から初瀬街道、熊野からの熊野街道がこの地点で合流して伊勢本街道として伊勢神宮へ続く場所です。
 
道標
✿田丸城跡 県指定史跡
 延元元年(1336)に北畠親房(ちかふさ)が南朝側の拠点として築城。戦国時代、織田信長に攻略され織田信雄により天正三年(1575)に天守閣を築き入城した。
 
大手門跡
 
田丸城石標 二ノ丸門跡

城内案内図
 
本丸虎口跡
    
本丸虎口跡から天守跡への石垣
   
 

天守閣
 
二ノ丸跡より天守閣
 
天守南側の石垣
    
天守西側の石垣 県指定史跡の石垣の看板
 
三ノ丸跡(玉城中学校)
✿富士見門(町文化財)
 江戸時代の原型をとどめ、歴史をかんじせます。
 
富士見門
✿城山稲荷大明神
  
参道 拝殿
✿旧三ノ丸奥書院(復元)
 旧田丸城跡三ノ丸に建ていた御殿の書院で延宝5年(1677)造営(平成三年(1991)復元)
 
書院
✿玄甲舎(げんこうしゃ)町指定文化財
 弘化四年(1847)田丸城主久野丹波守の家老で畿内の茶人三傑で金森得水(とくすい)によって設計・建築された。
 得水はお茶の流派を超えて交流した茶人であり、表千家の最高位である免許皆伝を与えられた得水は裏千家の茶人と茶道の流派を超えて交流していたと言われる。
 
玄甲舎
・金森得水の歌碑
遠近(おちこち)の人も くどかの山桜 美の里の花乃 おくをたづねて 得水

歌碑
✿田丸神社
 由来は古く、室町時代までは榎木の大木をご神体として天神様を祀る。現在の御祭神は菅原道眞をはじめ多くの柱を祀り、田丸、佐田、田辺の総氏神である。
  
参道 拝殿 
✿村山龍平記念館
 朝日新聞の創設者村山龍平の誕生地としての功績を顕彰し建てられた記念館。

記念館
・村山龍平翁の歌碑(揮毫)
 幾千とせ 変わらぬことを 祈るなり この城山は このさとの神 

歌碑
✿大得寺(だいどうじ)浄土宗
 鎌倉期の建保年間(1213から19)遠江国に建立した。元和五年(1619)久野丹波守宗成が、初代城主として田丸入城のとき建立した久野家の菩提寺で遠州より移転した。
  
山門 石標(田丸藩主菩提所) 本堂
✿三縁寺(さんえんじ)真宗高田派  室町時代の城主田丸弾正ゆかりの寺院
  
山門 本堂 鐘楼

通用門
以上

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