2015年5月14日。
安倍首相は安全保障法制を閣議決定したことを受け記者会見をした。
戦後70年の平和を守ったのが自分たちであったかのように発言している。
これは、事実を見ていない。
自民党は当初から自主憲法制定を叫んできた。
現に、自民党案として九条を変えて、軍備をすることを決めている。
首相であると同時に自民党総裁としてどう整合性を図るのか。
戦争反対を訴え続けた国民の力が平和を守ってきた。
在外邦人の救出をする米艦船をどう守るのかと二度にわたって述べた。
なぜ、邦人救出に米艦船なのか。
集団的自衛権行使の閣議決定時にも、
母親と子供が米艦船に乗っている絵を使い説明していた。
それと同じ発言。
武力行使はしないと明言。
安倍首相は何処までを武力行使と認識しているのか。
アメリカの戦争に巻き込まれることはない。
それは自ら参加することだから、巻き込まれることではない。
自衛隊員が1000名を超えて殉職し私も慰霊祭に出席してきたと。
殉職と戦死は同義ではない。
災害救助や訓練の中で死亡したことは自衛隊として殉職とすることはある。
しかし、武器を持って武器を使用することによる死は殉職ではない。
それは戦死に他ならない。
そもそも、自衛隊の存在自体が憲法に違反している。
憲法で、「・・・戦力は保持しない。交戦権はこれを認めない」
こう書かれている。
そこから議論をはじめなければ。